曇り空の上はいつも青空

自分らしく生きるためのメディア

自己啓発

与えるだけが優しさじゃない

投稿日:

僕の大好きな著書「夢を叶えるゾウ」に
こんなことが書かれています。

「『お客さんを喜ばせる』んと、
『お客さんが求めるものを、
何も考えず与える』んはちゃうんやで」

ガネーシャは続けた。

「例えば、子どもが『甘いものが欲しい』
言うから、甘いものを与え続けたら、
その子どもは虫歯になったり、
身体が丈夫になれへんかったりするやん。

それは長い目で見たらその子を
喜ばせることになれへんやろ」

 

相手が求めているからといって、
それをすぐに差し出せば、
後々、痛い目にあうってことですね。

ドラマ「ドラゴン桜」でも、
こんなシーンがあります。

「あなたの目の前に飢えてる人がいたとします。その場合あなたはその人に魚を釣ってあげますか?それとも釣り方を教えてあげますか?」

その時に、聞かれた先生は、
「釣ってあげる」と答えました。

すると、質問者の芥川先生は、
「教師失格だな」と言うわけです。

もう何が言いたいかわかると思いますが、
目の前で飢えている人がいたら、
魚を釣ってあげたくなりますよね。

お腹を空かせているわけだから
満たしてあげる、、、
悪くないと思います。

でも、このシーンで伝えたいのは、
「釣り方を教えてあげない限り、
その子は自力で食っていけない」
ということなんですね。

点で考えれば、優しさだけど、
線で考えれば、優しさが仇となる。

求めていることが何か見つけるのは
難しいし、時間もかかりますが、
求めているものを与えることは簡単です。

〝長い目で見る〟
って、大事にしたいですね。

だから、教えすぎるのも、
優しさじゃないわけです。

「考える力」や「気付く力」を
奪っちゃっているわけですから。

本当に優しい人は知らない人が見たり、
点だけで見れば厳しい人に見えます。

でも、本当に相手のためを想うなら
時に「鬼となる」ことも
大切なんだと思います。

「甘やかす」と「優しくする」は
似て非なるもの、だね。

END


-自己啓発

執筆者:


  1. […] 「与えるだけが優しさじゃない」 というブログを先日書きましたが 「長い目で見る」っていうこと、と、 「自分の子どもに買ってほしいか」 […]

自分の子供に買ってほしいか | 曇り空の上はいつも青空 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

自分に自信がない

自分が信頼できない人へ

自分との約束を守れない人は 自分で自分のことが信頼できません。 「レポート出してね」 「報告書提出してね」 「何時に待ち合わせね」 って、他人との約束は守るけど、 自分との約束はなかなか守りません。 …

貯金より経験

貯金よりも経験

大学生、20代の人とかで、 「5万円分の経験」より、 「5万円分の貯金」 の方が価値がある なんて信じてたらマジでヤバいです。 去年、100万円分の貯金が増えた と喜んでいる人は、 「もしかして自分は …

「遊ぶ」には対義語がない

「遊ぶ」には対義語がない

インセンティブでしか動けない人は 楽しんでいる人に敵わないんだよね。 インセンティブで動く人って、 裏を返すと、インセンティブがなかったら 動かないってことだもんね。 楽しむからこそ、何かが生まれるわ …

人生に差があるとしたら

人生の糧になる負ける経験

最近は親御さんや大人の手厚いサポートで 「負ける経験」をする時期がだんだん 後ろ倒しになっているように感じています。 細かい話でいくと、ケガが危ないからって 公園の遊具が撤廃されていっているのも よく …

朴訥なお人柄の人

信頼関係は“親切の積み重ね”から

人がやさしくするときって、 家族なら「身内だから」とか「責任感」で 親切にしてくれることが多いですよね。 でも、他人の場合は“義務”じゃなくて “選択”で優しさをくれるわけです。 それって、(この人は …

小中高大と15年間キャプテンとして 青春の全てを野球に。人材大手企業 I ベンチャー I 独立。主に採用支援 ・オンラインサロン、たまに大学で登壇します。「私は私が大好き」って人を増やしたい!メルマガ毎日配信4年半以上。