日本の社会保障制度は、
「団塊の世代」のすべての人が
75歳以上の後期高齢者になる
2025年に医療と介護の社会的費用が
ピークを迎え、ほぼ確実に破綻の
危機を迎えるといわれています。
となれば、今4・50代の人たちに限らず
すべてのサラリーマンが定年退職後も
「稼ぐ」必要があると肝に銘じ、
現役時代から入念な準備が必要です。
安倍前総理も「エイジフリー」という
言葉をよく使っていたように、もはや、
日本に「老後」は存在しない
と考えた方がいいでしょう。
ということで今回は介護について
勉強していきましょう!
介護で抱える問題と実態
まずはこちら9分弱の
映像をご覧ください。
―介護離職の現実―
「介護施設に入れるお金がない」
「受け入れてくれる介護施設がない」
こういった理由から、
自分が親の介護をするしかなく
親の介護のために退職をした人、
せざるを得ない人が多くいます。
そして、介護によって受ける
精神的ストレスは想像を超える
厳しさがあるんだと思います。
以下の図を見ても、
介護をやっている人にとっては
経済的負担よりも精神的負担の方が
圧倒的に大きいようです。
また、働きながら介護をしている人は
50代が圧倒的に多いんですね~
そして、親の介護に対しての不安は
圧倒的に「介護の費用」になっています。
また、65歳以上、約2万人の人が
預貯金や不動産といった資産の
差し押さえをくらっています。
(その他、参考記事まとめ)
▼【厚労省】後発品薬剤料が1兆円突破‐
▼75歳以上の医療保険料の軽減特例、来年10月廃止に
▼2025年度には介護人材が34万人不足
介護に必要なお金はいくら?
「介護にどんな不安がありますか?」
という問いで介護の費用という項目が
圧倒的に多いと上の図でわかりましたね。
では、その介護資金は一体いくら
必要なのでしょうか?
大多数の人がほぼ確実に要介護と
なるのであれば、その介護資金を、
正確に把握しておくことも
介護に向けた立派な準備だと思います。
上記の図を見ると
介護に必要なお金は
要介護必要資金16,6万円/月
要介護必要期間167か月
介護必要初期費242万円
そして、
総額が平均で3,167万円です。
平均なので、キレイで充実した施設だと
もっと高いところはあります。
汚い施設だと空きは全くありません。
また税や保険料で賄う医療、
介護などの社会保障費も
ぐんぐん上昇していく見込みです。
大企業に関しては今年の4月から
介護保険料が上がっていますね。
15~64歳の生産年齢人口は減り続け、
新型コロナウイルスの影響もあり、
就業者数は減り、失業者数は増えています。
支え手の負担が増すことは
確実と言っていいでしょう。
自分の老後はまだ先だとしても
親の老後や要介護状態になるのは
そんなに遠くないと思います。
今から、最低でも約3,000万円以上、
月々約16万円以上はかかるということを
頭に入れた上で資金計画をしていくのが
いいでしょう。
女性で起業する人も
内閣府男女参画局の
「女性起業家を取り巻く現状について(2016年)」によれば、
女性の起業の年齢による割合は
35~39歳の12.1%
30~34歳の10.4%
65歳以上も9.9%と
3番目に高い水準となっています。
起業を志した理由のトップでは
「性別に関係なく働くことができるから」
が80.8%と最も高く、
「趣味や特技を活かすため」(66.7%)
「家事や子育て、介護をしながら
柔軟な働き方ができるため」(54.4%)
などが男性に比べて大きくなっています。
子育てや介護に一段落ついたタイミングで
いま一度、「自分らしさ」を見つめなおし
「仕事と家庭の両立」を求めて、
起業に踏み切っている人が、すでに、
相当数に上っているということですね。
女性の場合、78.6%が個人事業主。
起業にかけた費用や自己資金をみても、
50万円以下が25.2%とトップで、
比較的定額で開業する傾向にあります。
大きなリスクを背負わない人が多い分、
女性起業者の起業後の手取り収入は少なく、
月額「10万円以下」が26.7%
「10~20万円以下」が22.5%と、
半数近く20万円以下にとどまっていますが
これでも長い老後を踏まえて、
「老後資金のたくわえ」「年季の足し」
として考えれば大きいと思います。
いずれにせよ、現役時代から
準備を進めなければできないことが
多いのは事実だと思います。
今からできる介護の対策
内閣府『高齢社会白書』によると
認知症高齢者の人数は
2015年は525万人でしたが、
2025年には65歳以上の1/5、
約730万人が認知症になると推計
認知症や要介護のリスクは
外出や人と交流が減ると高まるそうです。
ちなみに、以下の項目にチェックの
多い高齢者ほど、 3年後に要介護認定に
なっていることが多いそうです。
「歩行時間が1日30分未満」
「外出頻度が少ない」
「友人と会う機会が月1回未満」
「地域への催しへの参加がない」
「仕事や家事をしていない」
逆に言えば、上記項目をクリア
するだけで立派な認知症対策です。
今までは早く死ぬことがリスクでしたが
今は長生きするのもリスクです。
介護をする費用は長生きするほど
増えるわけなので・・・
思考や感情を支配する前頭葉の
大好物は「ときめき」です。
ドキドキ、ワクワクする心があれば、
脳の老化は遠ざかります。
おさない子どものように、ワクワク、
ドキドキする気持ちを忘れてしまった時
人は老いるんだと思います。
そして、新しいことや未来への好奇心を
持てなくなったときにも、、、
何事もやってみなければわかりません。
何もやらなかったら何も始まりません。
いつくになっても…
「とにかくやってみる」という
姿勢を忘れない人でありたいですね!
最後に・・・
「未来のことはわからない」って
よく聞く言葉ですが、
近未来のことはわかる気がします。
だって、朝起きたらいきなり、
家の前にビルが建っていた!
なんてことはないですもんね。
未来の予測に最も役立つのが、
人口学だと言われています。
なぜなら、何年後かの人口は、
ほぼ正確に予測できるからです。
だから、人口減少と少子高齢化に
伴って起こる未来予測は、
時期のズレは少しはあったとしても、
ほぼ正確に必ず起こります。
「知らなかった」では済まされない
未来がもう来ているからこそ
少子高齢化社会の老後は、
計画的でありたいものです。
https://twitter.com/takaton26/status/1296654435637063680?s=21
未来のことがわかれば
対策が打てます。
しっかり傾向を読み、
対策を打っていきたいですね!