最近の大谷翔平選手の活躍はスゴイですね。
毎日メディアで取り上げられていますし、
友達と彼について話さない日はないほどです。
彼が二刀流(ピッチャーとバッター)を
したことで世の中が変わりました。
野球界にはもちろん、社会全体にも、
影響を与えたと本気で思います。
そんな彼のことを少し、考察してみます。
大谷翔平、成長の秘密
大谷翔平選手が活躍して
「目標達成シート」が話題を呼んでいます。
このシートは「マンダラチャート」とも
言われていて、原田隆史氏が考案した
目標達成ツールの一つです。
これは、目標達成のために具体的に
何をしたらいいかということを、
自分で考えるためのシートです。
大谷翔平選手の母校である花巻東高校の
野球部・佐々木監督は一年生部員に
書くよう、促しているそうです。
これが、実に素晴らしい内容です。
マンダラチャートは9×9の81個の
マスでできていて、中心のマスに
「達成したい目標」を書きます。
当時の彼の実際のものが以下の通りです。
大谷選手はプロ野球8球団から
ドラフト1位指名を
受けることを目標としたわけです。
「ドラ1、8球団」と書いたマスを
取り囲む8つのマスに
「そのために必要なこと」があります。
彼は「ドラ1、8球団」のために
「体づくり」「コントロール」「キレ」
「スピード160KM/h」「変化球」
「メンタル」「人間性」「運」の8つが
必要と考えたわけですね。
そして、
それぞれの大項目ごとに、
8つの「そのために必要なこと」を
あげなければなりません。
8つの「必要なこと」読んでいくと、
よくも高校1年生でこれだけのことが
明確に書けたなと感心します。
運はコントロールできる!?
僕にとって特に興味深いのは、
一見、野球に関係なさそうな目標も
掲げていることです。
「人間性」や「運」です。
また、それらに必要なのが「感謝」
「思いやり」「礼儀」「愛される人間」
と書いてあることを見ると
多くのファンに愛されていることに
不思議はありません。
「運」とはWikipediaによれば、
「その人の意思や努力では
どうしようもない巡りあわせ」
と書いてあります。
ところが、大谷翔平選手の
「運」の捉え方は少し違っています。
彼は、「運」にとって必要なことの要素を、
「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」
「道具を大事に使う」「審判さんへの態度」
「本を読む」「応援される人間になる」
「プラス思考」としています。
つまり、「運」は、
自らによって引き寄せることが
できるものだと考えています。
「運」は偶然ではなく、必然!?
実際にそのように行動が
SNSでもバズっています。
例えば、MLBでの試合が始まる前に、
相手チームの日本選手に駆け寄って
「あいさつ」をしています。
また、
グランドに落ちているゴミを
ポケットに入れる姿は日常です。
審判に対してもリスペクトに満ちています。
また、先日のMLBホームランダービーに
日本人初で参加したことで得た賞金
15万ドル(約1650万円)をトレーナーや
クラブハウスで働くスタッフ、
広報部の職員らに対し、
日頃の感謝の思いを込めて配ったそうです。
道具を大事にしていることは
四球で一塁へ歩くときにバットを
そっと置いている姿を見てもわかりますし、
部屋やロッカーもきっと、綺麗に、
「掃除」しているでしょう。
「本」も、大谷翔平選手の高校時代からの
愛読者は『チーズはどこへ消えた』って、
有名ですよね。
1998年にアメリカで出版され全世界で
累計2400万部を超えるベストセラー。
日本では、2019年時点で累計450万部超の
ロングセラーです。
一流企業の研修にも導入されている
ビジネス書ですが寓話調で読みやすいので
読んだことない方はおススメです。
⇒楽天
⇒Amazon
自己研鑽にも励んでいて、確実に、
「応援される人間」になっていますよね。
ここまでの取り組みを知ると、
「運」に恵まれるに値する人だな
と思いますし、運も自らの手で
引き寄せられる気もしますね。
大谷翔平の活躍は普通?
同チームのジャスティン・アップトン外野手は
取材で彼の活躍について
「言いにくいことだけど、私は驚いてないよ。彼のスイングや練習、日ごろの準備を見ていたら驚くことじゃない。見ていて本当に感心するよ」
と言っています。
彼に才能があるのは間違いありませんが、
才能だけで、あれほどの活躍は、
絶対にできないと思います。
日本ハムに知り合いがいますが、
彼は本当に練習をするそうです。
試合のあとも選手たち同士で
食事にもあまり行かないようです。
やっぱり、才能だけではありませんね。
ドリームキラーに負けないこと
そんな彼ですが、プロに入る時に、
外野から色々なことを言われていました。
ピッチャー出身の元プロや解説者は
「彼は球界一のピッチャーになれる
ピッチャーでいくべきだ」と言った。
一方で、野手(バッター)出身の人は
「彼はバッティングセンスが半端じゃない。
野手なら選手寿命も長くなるし、
バッターで勝負するべきだ」と言った。
その後、大谷翔平選手は、記者会見で、
「両方やりたいので二刀流でいきます」
と言いました。
その時に、すごくバッシングがありました。
「プロ野球を舐めるな、
そんなに甘い世界じゃない。
ピッチャーかバッター、どっちかだけでも
結果を残すのが厳しい世界なのに、
両方なんてふざけてる」
とまで言われ、散々叩かれました。
でも、その時に唯一1人だけ、
「いいんじゃない、やってみたら?」
って言ったのが栗山監督ですよね。
ちなみに、日本ハムのスカウトが
メジャー挑戦を表明していた
大谷翔平選手との交渉の際に提示した
実際の球団資料がコチラです。
(プロのスカウトもまさにプロですね、凄すぎ)
もし、日本ハムじゃない球団だったら
今の大谷選手は見れていなかったでしょう。
実際に、ピッチャーとしても
バッターとしても、
素晴らしい数字(結果)を残し、
世界一の選手となりました。
大谷選手は自分の心に素直になり、
実現させたんです。
この話から何が伝えたいかと言うと
もし、何かしようとした時に、
外野の声でそれを諦めた人は
過去自分が出来なかったことを
人生の後輩が出来ないと
思い込んでいる人の指示に
従っているあなたが悪いんですよ
ってことです。
もし、「そうですよね・・・」
って従っていたら確実に
二刀流は存在しませんでした。
人生の先輩があなたの足を
引っ張ることもあるんです・・・
未来は過去できなかったことの中にある
と思っています。
バカにする人いっぱいいます。
できない!って
思い込む人いっぱいいます。
できない!って決めつけてくる人
いっぱいいます。
自分ができなかったから
お前もできないって
言ってくる人いっぱいいます。
スマホや何かを発明しようとした人も
必ず、否定され、
バカにされてきたと思います。
でも、それを超えていける人が
いたから時代が変わってきました。
周りの声に左右されて自分を
見失わないことが最も大事だと思います。
大谷翔平選手 関連書籍