興味関心事って人によってさまざまだと思いますが、誰もが共通して興味あるジャンルがあるとしたら、それは「心理学」じゃないかな?と個人的に思っております。
今回は「世界最先端の研究が教える もっとすごい心理学」という本から相手に対して気遣いができるか見極める心理テストを紹介します。
突然ですが、ここでちょっとした心理クイズをしてみましょう。
自分のおでこに、指でアルファベットの大文字「E」を書いてみてください。
簡単ですよね。できましたか?
では、お聞きします。いま、みなさんが書いた「E」は、どちら向きでしたか。
相手から見て「E」という書き方をしましたか。
それとも、カタカナの「ヨ」に見えるような書ましたか。
このクイズは、米国ニューヨーク市立大学のグレン·ハスが考えたものです。
ハスは、自己意識尺度というテストをやらせる一方で、おでこに「E」を書いてもらうという研究をしてみました。
その結果、パブリックな自己意識の高いグループの54%が、「E」が相手から読めるように、つまり自分から見てカナカナの「ヨ」に見えるような書き方をしたのです。
自己意識の低いグメープでは、相手から読めるように「ヨ」と書いたのは32%です。
普段から、「私は、ほかの人にどう思われているんだろう?」「私の姿は、他人にどう見られているんだろう?」と他人の目を気にする人は、「E」を書くとき、無意識のうちに、「相手に読めるように」書きます。
そのため、自分から見ると、「ヨ」のようにEを書くのです。
その点、他人のことなどおかまいなしで自己中心的なタイプは、自分のことしか考えませんから、自分の側から見たEを書きます。
もし私が企業の採用担当者で、お客に対するホスピタリティとか、職場の人に対する気配りや思いやりを重視して人を採用するとしたら、おでこにEを書いてもらうでしょうね。
私がEと読めるように書いてくれる人は、他人に対する気遣いができる人だと思って間違いありません。
この心理クイズは、特に何かの道具を必要とするわけではありませんし、一瞬で終わりますから、ぜひみなさんも友達などにやらせてみてください。
気になる人がいて、告白するかどうかを迷ったときにも、このEテストは役に立ちます。
「ちょっとEをおでこに書いてみてよ」とお願いして、こちらが読めるようにEを書いてくれるのなら(相手から「ヨ」に見えるように書いているのなら)、その人は、相手に対して気遣いができる人でしょう。安心してお付き合いしてよい人だとわかります。
相手から読めるように「E」を書かなかった人は必ずしも、気遣いができない人というわけではないでしょうが、とっさの所作や癖というのはやはり人間性が出るものだと思います。
特に周囲への気遣いって一朝一夕に得られるものじゃありません。
だから、相手から見て読めるように「E」と書いた人は、普段から気遣いしてるのは、高確率で間違いないような気がしますね(#^^#)