新型コロナウィルスの感染拡大の影響に伴い、
在宅勤務やテレワークが普及しました。
そんな中で、オンラインに対応していない
人や企業は仕事が減ったり、
中断が余儀なくされたりで、
収入にも影響があったかと思います。
今回は、これからの時代について紐解きながら
働く上で重要なことについて述べていきます。
目次
大リストラ時代
令和に入ってから色んな大企業の
リストラ報道があり、コロナによって、
その勢いは加速しそうです。
富士通
リストラ目的の早期退職制度で2,850人が応募
損保ジャパン
介護分野へ配置転換という名目でのリストラ
日産
全世界で1万人超のリストラ
キリン
業績好調のなかでのリストラ着手
セブン&アイHD
3,000人のリストラ
三井E&S
1,000人のリストラ
みずほ証券
50歳以上の早期退職を募集
朝日新聞
高額な退職金を餌に早期退職を募集
直近のニュースですと
この辺りが目立ちましたかね。
大企業の方がベンチャー企業よりも
会社は生き残る可能性は高いけど、
会社で働いている人はそうでもありません。
きちんとした目的があるならまだしも
「安定」を求めての大企業なら、
それはもうお門違いもいいところ。
ニューヨーク市立大大学院センターの
キャシー・デビットソン氏はこう予言しました。
「今の子供の65%は大学卒業時に,
今は存在していない職業に就く」
これは今の大人だって、
10年、20年したら今の仕事じゃない
可能性がめちゃくちゃ高いでしょう。
今お勤めの会社が潰れたり
リストラされたら給料が止まるってことを
知っているけど、わかっていない人が
まだまだ多いのかなって思います。
終身雇用が崩壊し、会社が、
一生面倒見てくれる時代が終わり、
自分で自分のビジネススキル、
知識、収入に責任を持たないと
いけなくなってきています
ライバルは「業界内」ではなく「業界外」
トヨタのライバルはもう、
日産やHondaなど、
業界内ではなく業界外です。
HIS(観光旅行業)で言えば
日本旅行ではなく、VR
銀行(金融業)のライバルは
IT業界ってことです。
業界内で優位だからと言って、
油断できない時代です。
元日本Microsoft社長の成毛さんは
著書の中でこう言っています。
端的に言って、これから先は一つひとつの
会社が変わる、というレベルにとどまることなく、
一つの産業“丸ごと”での激変がしばしば
起こることになるというのが私の見立てだ。ある日、一つの業種が丸々この世から
消えてしまうという事態を目にすることが
日増しに増えていくことだろう。その意味で、たまたまメディア業界が早々と
“凋落”しただけなのであり、これからの社会では、
現在起きているあの業界の激変は、
多くの人にとって「明日は我が身」となるはずである。特に日本全体で、ものすごいスピードで進む少子高齢化と、
産業構造の大変革で、この先、あらゆる産業において、
身の振り方を考えなければならない人が続出するだろう。
なので、その業界内のことしか知らない
とか、その業界でしか通用しないスキル
みたいなものは危ないです。
しかし、残念ながら必ずやってくる
変化に対して万全に備えをしている人は
ほとんどいないように思います。
転職が当たり前になる世の中では
それくらいしておかないといけません。
「努力は報われる」って言葉は少し違っていて
「報われることに努力しないと報われない」が
正しい気がします。
業界や職種を間違えると
給料は絶対上がりませんし
リストラされていく業界も目に見えています。
元日本Microsoft社長成毛眞氏は
「AIに取って代わらわれる仕事」
についてこう語っています。
AIのシステムに100億円を投資しても、
それを導入することによってコストが500億円
カットできるなら、企業は迷わず投資する。その典型例が自動運転だ。
一方で、両者の中間に位置する仕事は、
そう簡単にはなくならないのではないか。例えば、お神輿(みこし)を作っている職人は
日本全国に数えるほどしか存在しないだろう。そこに50億円くらい投資して職人ロボットを作った
ところで回収不可能だから手を出すわけがない。「AI時代の子育て戦略」より
要は自分がやっている・やろうとする仕事が
「過去のデータが膨大に蓄積されている仕事」
「AI化することで大量に人員を削減できる仕事」
に該当しているかって話ですね。
サラリーマンの評価制度が変わる
今、僕が会社の社長なら評価制度を変え、
完全実力主義にします。
すでにトヨタや三菱が導入していますね。
なぜかというと、コロナで会社や組織に、
ぶら下がる人が明確になったからです。
会社は1人に給料を払うのに対して、
オフィスの家賃や交通費、社会保険など
含めると3倍くらいの経費がかかっています。
つまり、月に25万円貰っている人は
75万円くらいの経費がかかっています。
社長からすると、75万円の売上を
作れない人に25万円も払いたくない、
というのが本音だと思います。
今後ははちゃんと実績を出さない、
なんちゃって役員にもメスを入れられ、
結果を出していて部下を育てられていて、
新規事業提案ができる役員は残し
それ以外は役員から外し、
平社員に降格さられると思います。
リモートワークで意識すべきたった1つのこと
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ
最高経営責任者(CEO)が今後5~10年で
社員の半数が自宅で勤務するようになるとの
見通しを示しました。
自宅で働くことを前提とした技術者の採用を
始めるなど社内体制を整えるとのことです。
フェイスブック社員半数、在宅勤務に 今後5~10年で 「自宅」前提の採用拡充
他にもTwitter、アメックス、ビザ、
マスターなど大手企業が発表し、いよいよ、
世界中でリモートワーク(在宅勤務)が
当たり前になってきました。
リモートワークの中でハッキリと
二極化が進むと思います。
地方や田舎で生活したい人にとっては
大チャンスですね。どこの会社でも、
どこに居ようと働けるチャンスです。
リモートワークでは、拘束時間中、ずっと、
見られているわけではありませんので、
基本的に「サボっていると思われている」
という前提で働いた方がいいと思います。
なので、何でも先手、先手。
言われる前に、聞かれる前に
「報連相+提案」が超大事です。
僕も色んな人と仕事をしてきて思うのは
やっぱり、言われる前に、聞かれる前に、
「報連相+提案」できる人なのかというのは
信頼関係を築く上で大きなウエイトを占めます。
結局、「仕事ができる人=安心できる人」
でもあるな~ってことを最近はつくづく思います。
こちらから言う(聞く)前に対応してくれるから
信頼できるわけであって、
命令や指示をしてしまうと、
それが自主的にやってくれたことなのか
それとも命令や指示によって仕方なく
従ってやった業務なのかわかりません。
指示してからじゃないと動けないなら
代わりはいくらでもいそうです。
ハッキリ言って、
「あれ、やってくれた?」
「あれ、どうなってる?」って
後追いされているようでは話になりません。
何か、依頼されることがあれば、
了解した旨だけの返事ではなく、
「いつまでに完了させるのか」
期日付きで返事した方がいいです。
期日がないと、発注した側の人は
いつまでにやってくれるのか、そもそも、
取り掛かってくれているのかさえ、不安です。
本当、仕事って信頼関係で成り立っているので
お客様はもちろんのこと、一緒に働く仲間にも
不信感を与えないことが最も大切だと思います。
言われる前に、聞かれる前に「報連相+提案」を
するだけで、先読み思考も身に付きます。
リモートワークで得られる3つのメリット
自宅でゆったり仕事をしていると
「つい数か月前まで、どうして毎朝つらい
満員電車に揺られて会社に行き、
あんなに肩ひじ張って
『バリバリと仕事をしている真面目な自分』
を周囲に演出していたのか、
しなればならなかったのか……
いまとなってはよくわからない」
と感じている人もいることでしょう。
リモートワークがきちんとできれば
こんなメリットがあります。
①お金がかからない
外に出ないので、化粧しなくていいし
オシャレしなくていい(服買わなくていい)
②時間に余裕ができる
着替えたり、化粧したり身支度しなくていい
③健康的になれる
通勤の苦痛から解放される
(睡眠時間が長くなる)
これから何が問われるのか
今年から新社会人になった人には
こんな悩みがあるそうです。
それは「入社した感覚がない」ということ。
入社式に家でスーツを着て出席し、
研修は全てPC越しで画面の向こう側で
あまり良く知らない人が一方的に
話しているのを聞いているだけだったら
そうなるのも無理はありません。
でも、大丈夫!これからの時代は特に、
「人とどう違うか」「どれだけ希少であるか」
が問われる時代になります。
「どれだけユニークであるか」
「どれだけ他の人と違うものがあるか」
人と違うって個性です。価値です。
自分の価値を高める時間が
増えてラッキーです!
だから、余裕がある時間を利用して
それを磨いていきましょう。
それで、「稼ぎ」が変わってきます。
今まではCMなどで巨額のお金を払って、
その商品や会社のイメージやブランドを
つくってきました。
でも今は誰もがSNSで自分を発信できる時代。
大金をかけなくても自分をブランド化できます。
そうであるにも関わらず、残念ながら、
自分の価値をおとしめるような発信を
繰り返している人はとても多いです。
市場価値を上げたい人はできるだけ
自分の仕事から「人に言われてやる仕事」
を無くすといいです。
言われる前に聞かれる前に
「報連相+提案」の「提案」の部分ですね。
上司やお客様から「〇〇やっといて」と
「人に言われてやる仕事」ではなく、
自分から「やってみました」と言える仕事
先に「やってみました」が必ず、
あなたの付加価値になります!
END
[…] 新時代の働き方で「問われること」と「意識すべきこと」 […]