『何を持っている人なのか』よりも
『何を乗り越えてきた人なのか』の方が
ずっとずっと大事。
本当の成功体験というのは、
単に勝つことではなく、
「負けたり失敗した状態から立ち直ること」
つまり、何かを克服した経験こそが、
本物の成功体験であり、
自己肯定感はそのような経験から
育まれるものな気がします。
乗り越えてきた人が持っている
“目に見えないもの”は、
誰にも奪えないんだよね。
人は自分で体験したこと以外から
物事を学ぶのが難しい生き物です。
たとえば・・・
恋愛をまったく経験していない人が
恋愛テクニックの本を読んだとても、
「へえ、そうなんだ」としか
感じられないことは想像つきますよね?
そして、おそらく次の日には忘れている。
でも、恋愛を何度か経験して、
成功も失敗も経験したうえで
恋愛テクニックの本を読むとどうですか?
「たしかにこういうことがある」
「こういう場面で毎回どうすればいいか
わからなかったけど、こうすればいいのか」
と、 多くの物事を学べるはずです。
経験したことだから得られる知識が多くなる。
逆に、まったく経験がないことだと得られる
知識が少なくなるんですよね。
いい人間関係を築きたいなら
たくさん経験して、喜怒哀楽を超えた
たくさんの感情を覚えるべきです。
人は頭で理解するけど、感情で動くもん。
座学や、なにかの本に書いていた言葉、
だれかに聞いた言葉を引用して言っても
相手の心には届かないんだよね。
ちょうど1年前、京都のホテルで
作家の山崎拓巳さんとお茶をしました。
過去に傷ついたり
失敗されてきたことを聞いて、若干、
泣きそうになったことを覚えています。
それは受けてきた傷の痛みに
涙しそうになったわけじゃなくて
それを耐えてきた、その強さに
感動して泣きそうになったんですよね。
苦しんだ経験は人の気持ちを理解する上で
とても大切なことだと思いました。
ぼくのブログでは、
幸せに生きるためのヒントを書いています。
いわゆる「正解」はどこにもありません
ガイドを望む人には物足りないと思います。
でも、行動量と経験値が多い人ほど、
ぼくのブログって、読んでいて、
めちゃくちゃオモシロイと思う。
人生経験が多い人にしか
反応できない言葉って絶対ある。
傷が多い人ほど、
たくさん気付きがあるんだよね。
自信って、どんなことがあっても、
逃げてこなかった、立ち上がってきた、
その数に比例すると思います。
ぼくは何を乗り越えてきた人なのか
その人の過去経験を見たい、
そう思っています。
END