昨年5月、岸田政権が政治的理由から
新型コロナの位置づけを2類から
5類へ移行したことにともない、
それまで続いていた毎日の感染者数と
死者数の発表も、終了しました。
そのため、新型コロナの感染の実態は
曇りガラスで隠され、世の中的には
「終わったこと」という風潮が漂い始め、
この1年でマスクを着用した人は
劇的に減りました。
ただ、5類への移行後も半年ごとに
発表されている「新型コロナによる死者数」の
データを見ると、今年1月から6月までの
半年間で、人口10万人あたり14.6人、
全国で2万人近くの人が死亡しています。
ちなみに、新型コロナの感染がピークだった
2022年の死者数は、人口10万人あたり
38.1人だったので、その時と比べれば
半数以下に減少しています。
しかし、半年で2万人弱という死者数は、
インフルエンザによる死者数の約15倍であり、
日本人の死因の約2.3%にあたります。
そして、5類への移行後に始まった
全国約5000カ所の医療機関による
「定点把握」の最新データを見ると、
今年10月までしばらく横ばいか微減だった
感染者数が、11月に入って増加し始めています。
正確に言うと、全国47都道府県のうち
9割にあたる42都道府県で感染者数が
増加に転じ、1週間の新規感染者数が
9406人に上がったんです。
全国で2万人近い人が死亡した今年1月から
6月までに主流だったウイルスは、
オミクロン株の変異株「KP.3」でした。
でも、11月から急増し始めたのは
「KP.3」より感染力が高く、
これまでのワクチン接種などで
得た免疫を掻いくぐって感染してしまう
最新の変異株「XEC」だったのです。
そして、何よりも恐いのが、
この「XEC」は欧米とほぼ同時に日本でも
感染拡大が始まったという点です。
昨年5月まで、まだ新型コロナが2類だった時は、
海外からの訪日客を制限したり空港での検査を
義務づけたりと、一定の「水際対策」が
とられていました。
そのため、欧米で新しい変異株が現われて
主流になっても、その変異株が日本で
流行するまで1カ月以上のタイムラグがあり、
ある程度の対策を講じる余裕がありました。
でも、すべての「水際対策」がなくなった
昨年5月以降は、欧米で発生した
新しい変異株が、日本でもほぼ同時に
広がるようになっています。
そして現在は、感染力が高く免疫を
掻いくぐる新しい変異株「XEC」が、
欧米とほぼ同時に日本でも発生し、
それまで流行していた「KP.3」と
置き換わりながら、現在絶賛増殖中です。
で、アフリカ大陸の真ん中あたりにある
コンゴ民主共和国で、今、謎の感染症が
発生し、多くの死者が出ているそうです。
まだ名前もつけられておらず、暫定的に
「Disease X(疾病X)」と呼ばれてますが
今年10月下旬、首都キンシャサから
南東に約700キロほど離れた
隣国アンゴラとの国境にあるクワンゴ州
パンジ地区で初めて確認されました。
現在は子どもを中心に感染が広がっています。
感染者は、激しい頭痛や高熱、下痢や嘔吐、
呼吸困難や貧血など、インフルエンザや
新型コロナに似たような症状だそうですが、
恐ろしいのはその死亡率です。
現地の保健当局の12月3日付の発表では
「これまでに376人が感染し、そのうち
少なくとも143人が死亡した」とのこと。
感染者の半数が死亡しているんです。
そして、感染者の半数以上が5歳未満の
幼児を中心とした子どもだというのです。
そして、さらに恐ろしいのは発生が
確認されてから1カ月が過ぎているのに、
この「疾病X」の感染が、
細菌によるものなのか、
それともウイルスによるものなのかさえ、
未だに分かっていないことです。
コンゴの首都キンシャサの人口は、
東京を遥かにしのぐ約1700万人であり、
致死率50%の未知の感染症が
流入してしまったら大変なことになります。
そして、首都キンシャサに「疾病X」が
流入してしまったら、あっと言う間に
アフリカ全土や欧米へ、そして、
日本にも広がる恐れだってあります。
原因究明は専門家に任せるとして、
ぼくたちは自分が感染しないための
準備をしなくてはいけません。
新型コロナの5類への移行をキッカケに
始まった現在の「インバウンド天国」ですが
決してアベノミクスの失敗を認めよう
としない自民党政権による円安進行も手伝って
すでにオーバーツーリズムとなりつつあります。
今年10月には1カ月だけで約331万人もの
外国人が来日し、1カ月の入国者数の
過去最多を更新しました。
そして、これが多くの職種にとって
利益となっています。
その一方で、外国人観光客の急増による
観光地や公共交通の混雑、
一部のマナー違反者による地域住民への迷惑、
宿泊施設の便乗値上げなど、
いろいろなデメリットも発生し始めました。
でも、それらより「マスクをしていない
外国人がそこら中を歩いていること」を
危険視した方がいいのかもしれません。
今、新型コロナの変異株「XEC」の
感染が全国で拡大しているのは
「欧米とほぼ同時に発生」という背景から
見ても、間違いなくインバウンドの弊害です。
しかし、政府がそれを許しているわけなので、
マスクをせずに歩き回っている外国人に
「マスク着用」を求めることはできません。
感染対策は自己防衛しかないってことです。
だから、自分で対策をする必要があるんです。
ぼくが具体的にやっている対策は
割愛しますが、体調不良や病気を
ウイルスや菌のせいにしているうちは
いつまでも健康にはなれないと思います。
ウイルスや菌の影響もありますが
問題なのは負けてしまう免疫力です。
コロナになっていない人だっています。
コロナが原因だったら
全員コロナに感染しています。
花粉症になっていない人だっています。
花粉が原因だったら全員、花粉症です。
問題はカラダです。
免疫力が低下しているんです。
免疫力を高めるためには
最近、流行りの「腸活」も大事です。
ただ、「腸活のために」とか言いながら
腸に悪い物を食べている人も多くいます。
腸活を頑張りたいの?
悪化させたいの?どっち?
よくわからない人がたくさんいます。
ヨーグルトは製造して
1週間で菌が消えています。
メーカーはわかって製造しています。
腸活と言いながら、ヨーグルトを
食べている人は無知すぎます。
今、選んで食べているレベルが
未来の自分のレベルですよ。
END