Jリーグは12月10日に開催された
「Jリーグアウォーズ」で、
2024年シーズンの最優秀選手賞を
発表し、ヴィッセル神戸の武藤嘉紀が
初受賞しました。
その受賞後に話したことが
ステキだったのでご紹介します。
↓6分45秒あたりからスピーチです↓
この賞をいただき、心よりうれしく思います。
僕自身、一見華やかな経歴には見えますが、
多くのケガ、挫折、紆余曲折を経て
今があると思っています。
ヨーロッパでは1年間以上ベンチにも
入ることができず、家を出る時のドアが
非常に重く、帰り道に泣きながら
『Mrs. GREEN APPLE』さんの”僕のこと”を
大熱唱していたことを鮮明に覚えています。
しかし、そういった苦しい経験、
逃げ出したくなるような経験が
僕を人としてもサッカー選手としても
強くしてくれたんだと今ではそう感じられます。
今まで僕1人で乗り越えられたことは
何一つありません。
家族なしでは今の僕はないと思います。
まずは両親、底抜けに明るく面白い父。
気高く強く、良くも悪くもいつでも
謙虚でいなさいと言ってくれた母。
そんな2人の子供に生まれたことを
誇りに思っています。
本当にありがとうございます。
そして、妻と子供たち。
サッカーバカな僕に今まで
着いてきてくれて本当にありがとうございます。
単身赴任で月に一度帰れるか
どうかわからない僕ですが、
抱っこや肩車も子供たちには
ほとんどしてあげられませんでした。
授業参観、幼稚園の行事、何1つ、
見てあげることはできませんでしたけど、
今こうやって、そういう犠牲があって、
それを成し遂げられたことは
家族の支えがってだと思います。
このMVP受賞は家族に捧げたいと思います。
最後にはなりますけど、
来シーズンからさらに成長できるように
地に足を着けて慢心せず、日々努力し、
これからも邁進していきたいと思います。
本日はありがとうございました。
かっこいいですね。
ぼくは常々、「人生の筋肉痛」
という話をしているんですが・・・
今まで使っていなかった筋肉を使うと
筋肉痛になるように・・・
今まで使っていなかった感情を使う
場面に遭遇すると、人生の筋肉痛が
起こります。
不安、孤独、恐れ、悲しみ、苦悩、
忍耐、劣等感、葛藤、我慢、絶望、
苦しみ、挫折、悔しさなど。
カッコイイ人はやっぱり
人生の筋肉痛と向き合ってきた人。
人生の筋肉痛から逃げている人って、
顔つきに出ているんですよね。
逃げずに頑張ってきた人も
やっぱり顔つきに出ている。
いい顔している。
逃げてもいいんだけど、それは、
人生の後半に幸せをもたらさないし、
自分に対する絶対的な自信がない人は
一生、人生を楽しめないと思う。
「やめといたら?」「別にいいんじゃない?」
「好きなことだけやればいい」って、
周りの人は無責任に言うけど、
今後、歩いていくのは自分なんだよね。
で、多くの人が盲点なことは、
人生の筋肉痛も、筋肉痛なので、
その感情と向き合えば向き合うほど、
心の痛みは消えていきます。
つまり、反復練習で体得できるんです。
キャパオーバーしないとキャパは増えないし、
カッコ悪いの向こうにカッコいいがあるし、
メンタルが強くなりたいなら打たれるしか
方法はないんです。
どんな挫折があっても
自分が決めたことを貫くとか
人が嫌がることを率先して笑顔でするとか、
不安がありながらもチャレンジするとか
泥臭くて面倒くさくて我慢と忍耐が
必要なことを積み重ねるとか、
こういうことでしか、
本当のカッコ良さは育たないんです。
人に影響を与えたいなら、
周りの人を超える人生観が必要です。
あなたにしか語れない物語を
「人生」って言います。
自分に自信を持ちたかったり、
人としての器を広げたい人は
自分から人生の筋肉痛を
経験しに行ってください。
本来、それが必要なことは
わかっているはずです。
それを避けて生きようとするから
いつまで経っても
自分が好きになれないんです。
END