ナイキという会社があります。
誰もが知っていると思いますが、
数多くのトップアスリートと
提携した世界最大のスポーツ用品会社です。
創業者フィル・ナイトは
その自伝的著書「SHOE DOG」の
終盤で息子マシューの事故死を綴っています。
その死が発表された朝一番に追悼の電話を
かけてきた男がいたそうです。
それが、タイガー・ウッズ。
この伝説的なゴルファーに対してナイキは
1996年からスポンサーを務めてきました。
フィルは彼の電話に深く感動しました。
「私は彼の気持ちを生涯忘れないだろう」
やがて、その想いが試される事態がおきます。
それはタイガー・ウッズの転落人生でした。
不倫スキャンダルの暴露にはじまり
腰の痛みによる絶不調。
そして、2017年には鎮痛剤を
服用した運転による逮捕劇。
大いなるブランドの毀損(きそん)です。
マスコミにとってはこれ以上ないネタです。
連日の喧騒と暴露合戦が繰り広げられました。
しかし、フィルは決して
タイガーを見捨てませんでした。
「私は目の前でタイガーのことを
悪く言われることには耐えられない。」
ペプシやゲータレード、
ゼネラルモーターズなどの
有名企業が次々と契約を打ち切る中
ナイキは、スポンサーを続行しました。
そして、2019年4月14日、奇跡が起きます。
マスターズ・トーナメントで、
ウッズは5度目の大会制覇を果たしたのです。
実に14年ぶりの奇跡でした。
マスコミは手のひらを返したように、
この奇跡をとりあげ、ナイキの株価上昇を
「タイガー効果」と報じました。
そんな喧騒の中、
ナイキは1本の短い動画をもって、
静かな祝福をおくりました。
動画のタイトルは「同じ夢」
▼ Nike – Tiger Woods: Same Dream
⇒動画はコチラ
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夢を抱くことは、1人でもできます。
でも夢を叶えるには仲間が必要です。
さらに、夢を叶え続けるにはいつも
支えてくれる「味方」が必要です。
誰が【仲間】かはいつでも知ることはできます。
でも誰が【味方】か分かるのは、
人生が上手くいかない時代だけです。
あなたがどん底になっても
いや、どん底だからこそ
支えてくれる人が本物の味方です。
僕は学生の頃、イジメられたので、
そのことをもう10代で実体験しています。
そして、野球部の中でも結果が出ずに
不調で苦しんでいる人に対しても
周りは冷たくなるところを
何度も見てきました。
人は簡単に離れます。
本当に寄り添って味方でいる人は
ほとんどいません。冷たい人ばかりです。
でも、ほんの一握り、います。
どんな時でも味方で居てくれる人が。
「そんな人が本当にいるの?」
そう思われるかもしれません。
でも、そう思っている時点で、
あなた自身が誰かの
味方になったことがない証拠です。
このエピソードと僕の人生を重ねて
思うことが2つあります。
①本物の味方同士は見捨てる
という発想自体がない。
②人生はどん底のときにしか
本当の味方は分からない。
本気で誰かの味方になったことがない人って、
結局、嫌われる勇気がない人。
そして、「愛」が何かわかっていない人。
叶えたいことや守りたい人がいたら、
その想いの強さの分だけ嫌われることに
ビビってる暇なんか1秒もありません。
「この人に着いていきたい」と
思わせるのは能力じゃない。愛です。
その「愛」が何かわかっていない人が
これまた、多いのですが・・・
その本当の「愛」が何か、
人を大切にするとはどういうことか、
学びたい人は、9月15日(金)21時~
セミナーをやりますので、
ご興味ある方は連絡ください。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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