よく巷では専門性を磨けって言われますよね。
何でもできるというのは、
何もできないのと同じ。
だから、専門家になれ!って・・・
けど、この風潮に罠があると僕は思います。
というのも、この言葉尻だけ解釈すると、
専門性を磨く代わりに他は勉強しなくていい、
と取られかねないからです。
ぼくが思うに、これは明確な誤りで、
全てのことが一通りできるようになった上で、
特に得意な分野を尖らせていかないと、
ただの専門バカになってしまいます。
専門バカは分野外のことが
全くチンプンカンプンなので、
営業マンからすると何も分かっていない
素人はいいカモですから。
いい値で契約するし、
手を抜いてもバレない。
不利な条件なんて吹っかけ放題。
では、どうすればいいのか。
それは、相手が真っ当な仕事をしているか
正しい知識で話してきているのかどうか
判断できるレベルの知識を持つことです。
専門家ほどではないけれど、
素人よりは上手にやれる程度のスキルを、
幅広く持ったゼネラリスト。
知識武装すれば、不安は消えますよ。
だから、仕事を外注するときも、
できないから外注をすると、
クオリティの低い仕事をしてこられます。
自分の不足スキルを他人で埋める発想で
お願いすると、痛い目をみます。
でも、やろうと思えばできるけど
自分のスキルの拡張と時間短縮したいから
外注するという人は失敗がなく
うまくいっていると思います。
なんでも浅く広くできるのは、一見すると、
必要とされないように見えるかもしれません。
でも、ある程度一通りできたり、
ある程度の一般常識があるからこそ、
人を見る目がつくんですよね。
良し悪しの判断ができるレベルの
ゼネラリストを目指してください。
だから、自分が興味ないことにも
興味を持つようにしてください。
そうすると、やりたいことも
色々見つかってきますよ。
海を見たことがない人は
サーフィンしたいと思いません。
ダイビングをしたいとも思いません。
「知らない」ってだけで、
(やりたい)と思うことすらできません。
ぼくはこれからもゼネラリストを
極めたいと思います。
END