同じ失敗をしても、
そこで自信を失ってしまう人と、
あまり自信を失わずに済む人がいます。
この両者の違いは何かを考える上で、
興味深い心理学の実験があります。
学生に試験を受けてもらい
そのテストで、同じ点数を取った人を
比較してみたそうです。
たとえば、同じ70点という点数を
取った人同士で、ある人は
「70点しか取れなかった」
と自信を失っており、
一方で、70点であっても、それほど、
自信を失うことなく「次は、がんばろう」
と前向きに考える人もいました。
この両者にどんな相違点があったか、
実は、「試験への取り組み方」が
違っていたことがわかったそうです。
自信を失った人は、真剣な気持ちで
試験に取り組んでいなかったようです。。
つまり、力を抜いた状態で試験を受けたのです。
そのために、試験の結果が出てから、
「もっと真剣に勉強しておけばよかった」
という後悔が残り、それが原因で
自信を失うことにつながったということです。
一方で、自信を失わずに済んだ人は、
テストの点数がたとえ望み通りではないけど、
「自分なりに一生懸命にやった」という
充実感が残ったということです。
この充実感があったからこそ、
自信を失わずに済んだのだと思います。
何事も自分なりに一生懸命になってやれば、
結果がうまくいかなくても、それほど
自信を失わずに済みます。
そして、また、次のチャンスへ向かって、
力強く動き出すことができます。
ボク自身もそうでした。
ずっと野球をしてきましたが
高校のときは甲子園にも行けなかったし
大学のときも神宮にも行けませんでした。
でも、後悔があるかといえば、
全くないと断言できます。
もう毎日、毎日、これ以上はできない
と言い切れるだけやったからです。
当時は、心の底から
(「上には上がいる」とか言うけど
少なくとも四国にはオレより
努力している人は絶対にいないな)
と思っていました。
それくらい、やりました。
甲子園に出たわけでもない選手が
練習のしすぎで新聞に載るって、
逆にすごいでしょ?笑
報われない努力はあるかもしれませんが
無駄な努力は絶対にありませんよ。
努力っていうのは、
がむしゃらに動き回ることじゃなくて
頑張っている自分に酔うものでもなく
いつか来る「チャンスらしきもの」が
来たときにそれを「チャンス」と認識し、
確実にモノにするための準備です。
努力できるかどうかは「夢」があるかです。
夢がないと努力はつらいことになる。
夢があると努力はしたいことになる。
努力している姿を見ても響かない人は
夢がない人です。
努力してもしなくて、どっちでもいいですが、
楽しいと思えるということは
何かを努力したり苦労を乗り越えたからです。
何も努力しないでいると、
ラクかもしれないけど、
楽しくはないと思います。
「楽(ラク)」と「楽しい」
同じ字だけど、生き方のに、
大きな違いがあるように思います。
一生懸命やって失うことはありませんよ。
得られることしかありませんよ。
END