僕自身、いろいろな会の幹事を
やることがよくあります。
幹事をしたことある人は
わかると思いますが、
忘年会や新年会はたくさんの人に
連絡を取る必要がありますよね。
で、毎回、毎回こういう人がいます。
「この日だったら空いていたのに」
というように自分の都合を言う人。
何回かそういうことがあるうちに、
その人の空いている日を確認してから、
日程を調整して他のメンバーに
案内を出してみたこともあります。
でもね、おもしろいことに、
「この日でなければならない」と
言った人ほど当日来ないんですよ(笑)
で、キャンセルすることは
時に仕方ないんですが、
連絡する時間にその人の人間性が出ます。
絶対に間に合わないであろう時間や、
準備が必要で、どう考えても
準備している時間に対する配慮の無さ、
キャンセル料がかかることを
知っておきながら、その件について
触れてこない人も信用できません。
そして「用事が入って行けなくなった」
という理由で断る人も信用できません。
用事は勝手に「入った」りしません。
用事はその人が「入れた」んです。
一度約束をし、それも自分の都合で
この日でなければならないと
言ったにもかかわらず、
そういう人ほど「用事が入っちゃった」
という言い方で平然と断ります。
もうこの時点で、何度も幹事をした
ことがある人もは「わかる~(笑)」
って声が聞こえてきそうです。
本当に、何回も何回も同じ人が
同じことをやるんですよね。
その人の要望によってその日に
したにもかかわらず、
主張していた人が来ない。
これを「不誠実」といいます。
なぜそうなるのかということの
因果関係も大体こうです。
それは、「この日にしてほしい」
と主張する人ほど、相手の都合に
合わせようという概念がありません。
自分の都合のいい日にしてもらっても、
さらに何か用事があれば自分の都合を
優先するんですよね。
そういう人に、相手の苦労を
想像する姿勢や配慮に対する
感謝心はありません。
こういう生き方や人間関係を重ねれば
どうなるか容易に想像できます。
本当に優しい人ほど
何も言わずに離れますからね。
当然、周りには人がいなくなり、
誘われなくなります。
繰り返しになりますが、
用事が「入っちゃった」のではなく
「入っちゃった」というのは、
自分は悪くない、勝手に用事が入った
という都合のいい言い訳です。
「決まってる予定があるのに
なんで、入れるねん!!」
って話ですからね。
1回でも自分が会の幹事役や会を
主宰してみれば非常によくわかります。
キャンセルの手続きや連絡、
金額面での調整など、
大変なことばかりです。
自分の都合だけですぐに
キャンセルする人は自分が
主催者になったことがない人です。
他人の痛みや苦労がわからない
「誠実さ」のない人。
ぼくは若者や大学生に、
「今のうちに何をしたらいいですか?」
と聞かれたら即答で
「幹事」と言っています。
幹事の苦労がわかる人は
さっと受付を手伝ったり、
さりげなく会の進行を助けたり、
といった気遣いができる人です。
僕だったら自分の都合で日程を
変更してもらったら、必ず応えます。
それが人としての筋だと思うからです。
それを「誠意」というんだと思います。
平気でドタキャンする人がいますが
自分はそのことを忘れてしまったとしても、
主催者は絶対に覚えているものです。
誘われなくなる人ではなく…
「誘われる人」でありたいですね。
END