メールやLINEなどのSNSは、
文字のコミュニケーションですので、
声の抑揚や温度感が伝わりません。
表情を見せることも、
態度で示すこともできません。
そのため、あらゆるメッセージが
淡々とした印象になったり、
事務的になってしまいます。
こちらとしては本気で感謝していても、
その思いを「ありがとうございます」
という文面で伝えるのは至難の業です。
そこでポイントとなるのが、
文面の中で相手の感情を代弁することです。
たとえば、
わざわざ会いに来てくれた相手に
お礼をするならば、単に、
「来てくれてありがとう」
と伝えるのではなく、
「遠距離移動で疲れたと思いますが」
とか「寒かったと思いますが」
といった文章を加えます。
「応援してくれてありがとう」
と伝えたいのであれば
「私が苦しんでいるのをわかってくれて」
とか「忙しい中、わざわざ自分のために
時間をつくってくれて」などの文章を入れます。
相手の立場を想像して、来てくれた、
応援してくれた、という行動の背景にある
気持ちを考えて伝えることが大事です。
これは、「良い」「悪い」ではありませんが、
絵文字や「ありがとうございます!!!!!」
と「!」記号で表現する人ほど、
言語化が苦手か、伝えるのが下手な人です。
本当に、上手な人は絵文字や記号に
頼らなくても伝えることができます。
相手に寄り添うことができれば、
必ず、感謝が伝わります。
意識してみてください。
感謝を伝えるときに最も大事なことは
文面の中で相手の感情を代弁すること
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