先月26日、川崎重工が年功序列制度を
撤廃したというニュースがありました。
ソニーは昨年から新卒でも最高で
年収730万円支払うという
ジョブ型雇用を導入しています。
(成果やスキルで賃金が変わる)
電通の業務委託に関するニュースも
話題になりましたよね。
今後、ますます成果報酬や
ジョブ型雇用、業務委託は
増加していくことは間違いないです。
先が短い40代に40万円払うなら
若い子に20万円払って
2人雇ったほうがいいですからね。
簡単に言うと、年齢給を無くすってことです。
圧倒的な人手不足で企業に人材を
定着させたい場合や、仕事が余っていて、
雇えば売り上げが上がる時代なら
終身雇用にも意味はあります。
でも、今はグローバル化の波や、
長期デフレによる不景気、
定年延長など考えると
終身雇用はどう考えても維持できません。
極論ですが、
仕事には「人ができない仕事」と
「人がやりたくない仕事」しかありません。
自分ができないからお金を払うし、
自分が「やりたくないから」
お金を払ってやってもらうわけです。
だから、
「やりたいことを仕事に」と考えている人は、
他人がお金を払ってでもやってもらいたい
レベルにならないと仕事はありません。
「好き」という気持ちだけで仕事になるなら
誰もが好きを仕事にできているはずです。
でも、仕事はお役立ち料ですから。
これから重要なのは個人の「専門性」です。
自分の得意分野は何なのか?
まずはそこから考える必要があります。
専門性を身につけることは簡単ではありません。
Googleで調べたらわかるような
知識は何の優位性もありませんし、
3日で得られるような能力は
誰もが3日で身につけます。
だから専門性を身につけるのは
簡単ではないんです。
でも、
簡単な仕事は面白くないんです。
ゲームだってそうですよね?
すぐにうまくなるゲームは、
長くは遊べないんだよね。
「難しいことが面白い」っていう風に
思えると人生が面白くなるんじゃないかな
って思っています。