良好な人間関係を築いていこうと思うなら
相手が「喜ぶこと」よりも「嫌がること」を
わかっているほうがよっぽど重要です。
「嫌がること」はその人が大切にしている
ポイントでもあります。
たとえば、仕事において上司は
「すぐに実行しないこと」
「筋を通さないこと」
「いい加減な数字を言うこと」など
そこに触れては感情のスイッチが入ってしまう
というポイントがあるはずです。
その〝嫌ポイント〟をわかって
クリアしておけば、次第に信頼されます。
たとえ相手をたくさん喜ばせることがあっても、
ひとつ失望させてしまうことがあると、
信頼はガクンと落ちてしまうでしょう。
もっとも信頼がなくなるのは、
「何度言ったらわかるんだ」と、
同じ過ちを繰り返してしまうことです。
これ、目上の人との付き合いにおいて、
よく覚えておいてほしいですが・・・
基本的に自分より経験豊富でレベルが高い人を
常に喜ばせ続けるのは至難の業です。
でも「相手が嫌がること」をしないのは、
それほど難易度は高くありません。
「自分に損害を与える人間かどうか」を
人は誰でも無意識的に精査しています。
友人や恋人との人間関係でも自分にとって
すばらしいプラスの部分がある人よりも、
「自分を悲しませることはしない」
「がっかりさせない」など、マイナスの部分が
ない人のほうが最終的には信頼でき、
心地よく続いていくものです。
そこには思いやりがあり、
「この人とは、面倒なことにはならない」
という安心感があるからです。
信頼関係が続く間柄とはお互いのことを理解し、
”思いやり”を行動に移している関係です。
END