僕の大好きな著書「夢を叶えるゾウ」に
こんなことが書かれています。
「『お客さんを喜ばせる』んと、
『お客さんが求めるものを、
何も考えず与える』んはちゃうんやで」
ガネーシャは続けた。
「例えば、子どもが『甘いものが欲しい』
言うから、甘いものを与え続けたら、
その子どもは虫歯になったり、
身体が丈夫になれへんかったりするやん。
それは長い目で見たらその子を
喜ばせることになれへんやろ」
相手が求めているからといって、
それをすぐに差し出せば、
後々、痛い目にあうってことですね。
ドラマ「ドラゴン桜」でも、
こんなシーンがあります。
「あなたの目の前に飢えてる人がいたとします。その場合あなたはその人に魚を釣ってあげますか?それとも釣り方を教えてあげますか?」
その時に、聞かれた先生は、
「釣ってあげる」と答えました。
すると、質問者の芥川先生は、
「教師失格だな」と言うわけです。
もう何が言いたいかわかると思いますが、
目の前で飢えている人がいたら、
魚を釣ってあげたくなりますよね。
お腹を空かせているわけだから
満たしてあげる、、、
悪くないと思います。
でも、このシーンで伝えたいのは、
「釣り方を教えてあげない限り、
その子は自力で食っていけない」
ということなんですね。
点で考えれば、優しさだけど、
線で考えれば、優しさが仇となる。
求めていることが何か見つけるのは
難しいし、時間もかかりますが、
求めているものを与えることは簡単です。
〝長い目で見る〟
って、大事にしたいですね。
だから、教えすぎるのも、
優しさじゃないわけです。
「考える力」や「気付く力」を
奪っちゃっているわけですから。
本当に優しい人は知らない人が見たり、
点だけで見れば厳しい人に見えます。
でも、本当に相手のためを想うなら
時に「鬼となる」ことも
大切なんだと思います。
「甘やかす」と「優しくする」は
似て非なるもの、だね。
END
[…] 「与えるだけが優しさじゃない」 というブログを先日書きましたが 「長い目で見る」っていうこと、と、 「自分の子どもに買ってほしいか」 […]