最近は親御さんや大人の手厚いサポートで
「負ける経験」をする時期がだんだん
後ろ倒しになっているように感じています。
細かい話でいくと、ケガが危ないからって
公園の遊具が撤廃されていっているのも
よくわかりません。
ケガしていかないと危険察知能力も
つかないし、優しいようで、
成長の機会を奪っているように思うんです。
大会で負けたり、レギュラー落ちしたり、
発表会、受験、失恋、
就職試験、資格試験、昇進試験など、
そういったところで恥をかいたり、
ミスしたり、挫折を味わったり
っていう負ける経験が絶対に大事!
人は負ける経験が後になればなるほど、
そのショックは大きくなり、
その失敗に耐えることが難しくなります。
成功体験というのは、実はそんなに、
単純なものではないと思っています。
本当の成功体験というのは、
単に勝つことではなく、
「負けたり失敗した状態から立ち直ること」
つまり何かを克服した経験こそが、
本物の成功体験であり、
自己肯定感はそのような経験から
育まれるものな気がします。
調子がいい時は誰もが図に乗っちゃうので
基本的に人は失敗した時や
悩んでいる時しか響きません。
点で見れば、辛いし、逃げたくもなる。
でも、僕が人生を振り返って思うのは、
自分が成長できた時って、そういう、
「負ける経験」をした時でした。
飛行機も抵抗があるから飛ぶし、
高くジャンプする時は低く
しゃがみますよね。
やるべきことを避けて通ろうとすると
成長が遅くなるばかりか
いつまで経っても自分のことが
好きになれません。
誰もが何かした方がいいとか、
新しいことにチャレンジしたい、
って想いがあると思いますが
負ける経験をせずに、
成長したいと思うなら
どうぞ無理です(笑)
一見、華やかに見える人も、
色んな「負ける経験」を
必ずしてきています。
トレーニングをしている時は
乳酸も溜まって、キツイ・・・
けど、必ず力になっている。
人生の筋肉痛を自分から経験しよう!
成長したときって例外なく
苦しいことを乗り越えたとき。
だから、今、苦しい人は
「もう少しで自分は成長するんだ♪」
って思えばいいですよ!
END