人生には「いつ晴れるか分からない日」
があったりします。
思い通りにならない時、人は、
「早くこの嵐が終わってほしい」と願います。
でも、人生の「嵐」は、
待っていれば去るとは限りません。
嵐が長引くこともあるし、
次の嵐がすぐに来ることもあります。
そんな不確実な世界に生きているからこそ、
「今この瞬間を、どう生きるか」が
問われているんだと思います。
嵐が過ぎ去るのを「ただ待つ」のではなく、
「待ち方」が大切なんですよね。
たとえば、困難の中でも笑うことを選べるか。
逆風の中でも、人を思いやれるか。
予定通りにいかなくても、感謝できるか。
それこそが「雨の中で踊る」という生き方です。
人生においても理想通りにすべてが
進む瞬間など、ほとんどありません。
仕事だったらクライアントの反応が鈍い。
新規事業が軌道に乗らない。
社内の人間関係がぎくしゃくする。
こんな時「好転するまで静観しよう」と
待ってしまいがちです。
けれど、今動ける人、
今、笑顔を見せられる人こそが、
チームの未来をつくります。
起きたことが人生ではなく
起こしたことが人生なんです。
「雨だから休もう」ではなく、
「雨だからこそ、できることがある」と
考えるリーダーがチームを勇気づけ、
未来を照らす存在になるんです。
リーダーとは、踊り続ける人。
雨の中でダンサーになる人。
困難の中でも、明るさを保ち、
前向きなアクションを起こせる人。
それが、チームに希望をもたらす
リーダーです。
リーダーは状況を変える前に、
空気を変える存在です。
目の前に起きたできごとをどう受け取るか、
どんな見方をするかという、考え方次第で、
「幸、不幸」は決まるんですよね。
毎日の出来事が神さまからのテスト。
「状況」のせいにして、
自分の人生を変える「勇気」を失って
足踏みしたままの人が世の中溢れています。
失敗を恐れ、笑われることを嫌い、
踊ることを拒絶していている人だらけです。
誰もが言い訳をしたくなる
状況なのに、どうやるかだけを
考えて周りを鼓舞できる人
そんな人を世の中が求めています。
他人に嫌われたり、煙たがられることを
恐れて、「雨でも踊ろう!」と言える
〝真〟のリーダーは、ほとんどいません。
優しいことしか言わない人は
他人にやさしいんじゃなくて
自分にやさしい…
自分が辛いのがイヤだから。
自分が辛くない道を選ぶか?
みんなのために自分が辛くなる道を選ぶか?
ぼくは後者でありたいと思っています。
END