アイデンティティ(自分らしさ)というのは
大人になるにつれて確立されていくかと
思いきや、人と比べるから余計に、
わからなくなって迷子になっている人も
珍しくありません。
そんな時に多くの人がハマる
落とし穴があります。
その1つが、自分の存在価値を知りたくて
目立ちたくて、周りに賞賛されたくて、
「高さ」を出そうとすることです。
要は、見た目ですぐにわかる「結果」を
ラクして得ようとするんです。
でも、たとえば、細い、細い1本のレンガを
積み上げているだけだといずれ崩れることは
安易にイメージできますよね。
ボクは人のどこを見ているかというと
『咲いている花』ではなくて
『根っこ』を見ているんです。
本当にすごいのは根っこの部分。
忍耐、努力、強靭なメンタル、
異常な行動量、探求心、向学心など。
イケメンって、イケてるメンタルですから。
見た目はカッコ良かったり、可愛いのに、
魅力がない人は根っこがヒョロヒョロなんです。
根っこは見えない部分ですけど、
たくさん苦労と努力をしてきた人には
絶対にわかるんです。
だから、咲いた花だけ見て、
羨ましがったりするよりも
人目に出さない『根っこ』に注目して
敬意を示している人を見ると、
「お!」と思いますね。
自分の花を咲かせたいと思っている人は
花を見ないで、根っこを見てください。
また、一生困ることのない根っこ
(「考え方」と「自信」)を手に入れたい人は
20代の内に「自分は絶対にできる」という
根拠のない自信を1回へし折ってもらって
おくことをおススメします。
その為には、自分よりも圧倒的にできる人と
仕事を一緒にしてみることです。
自分が一番できる環境にいても、
得られるものなんてほぼ無いですよ。
早い段階でボコボコにされておかないと、
結局、何もできない大人になっちゃうからね。
それを経験できた人はラッキーですよ。
強いもん。
先の見えない絶望感の中で減りゆく
貯金残高に胃をキリキリさせながら
「この道はほんまに正しいんかな?」
と確信もないまま前に進む。
不安で押しつぶされそうになりながらも、
自分を信じて突き進む。
論理を超越した何かを心のよりどころに、
心身共にボロボロになりながら未来を掴む。
そんな極限の状況を、
みんな、経験していないもん。
当たり前のレベルが違う。
がんばるなんて言葉のレベルが違う。
今の時代、こんな暑苦しいのは
そぐわないかもしれないけど、
だからこそ抜きん出るのが簡単な時代。
できない言い訳なんて誰でもできます。
何においても才能で負けるのは
まだ言い訳が立つけど
誠実さや、勉強、熱意、精神力で
負けるのはただの怠慢でしかありません。
根拠のない自信をへし折ってくれる人に
出会うと、大した努力もしていないのに
言い訳していた自分に気付けますから。
高くジャンプをしたかったら
1度、深く沈む必要がありますからね!
END