今回は山口絵理子さんの著書
「裸でも生きる~25歳女性起業家の号泣戦記~」についての感想です。
本でこんなに感情移入したのは久しぶりで
すごく勇気をもらえる本です。
【ざっくり あらすじ】
本に書いてある山口さんの体験談を
箇条書きしていくと、、、
小学校時代 いじめにあう。
中学時代 非行に走る。
強くなりたい思いで柔道部に入部
日本トップクラス
偏差値40から3ヶ月で慶應合格
大学のインターン時代
バングラディッシュに渡り、
日本人初の大学院生になる
バングラディッシュはアジア最貧国
賄賂などの不正が当たり前の国
政治の汚職度ランキングは世界ワースト1位
人口の約40%は今でも
1ドルで生活(1日100円程度)
バングラデシュではストライキが頻繁に起きる
与党と野党がデモ隊を出動させて、
取っ組み合い、ときには殺し合う
バングラディッシュでは
変えたくても変えられない現実がある
中小企業フェスティバルで
バングラディッシュが輸出量の
90%を占めるジュートに出会い、
心から可愛いと思えるバックを作って、
先進国のお客様に使ってもらいたいと思う
MOTHER HOUSE 株式会社設立。
東急ハンズ渋谷店に飛び込み営業。
商品を置いてもらう。
順調だと思う反面、逆風も強く、
善意に訴えながらお金儲けしている。
という声も。
取引していた工場に2回裏切られる。
それでも日本に33店舗。 台湾に4店舗。
シンガポール、フランスにまで拡大中。
~感想~
アジア最貧国、賄賂など不正が当たり前
政治の汚職度ランキング世界ワースト1位
バングラデシュはそんな国だったんですね。
知らなかったです。
そんな国に山口さんは単身23歳で行った、、、
すごい勇気と行動力だと思います。
1日1ドルで生活している、、、
日本はすごく恵まれていますね。
ただ、だから平和ボケしている人が
多いのも、また、事実だと思います。
こんな恵まれた環境(国)にいるのに
仕事のことで文句や愚痴を言う人もいます。
そもそも仕事は自分で選んでいるのに、です。
山口さんがこの本を書いた理由はたった1つ
「裸でも生きる」明日に向かって
必死に生きる人たちの姿です。
食べ物が十分でない
洋服もない
家族もいない
約束された将来もない
それでもバングラデシュの人たちは
毎日必死に生きています。
恵まれた環境でやりたいことがやれるのに、
言い訳して挑戦しない人もいる一方で
最悪な環境の中でも必死に生きる人がいる
この生き方の違いは大きいですね。
もっと俯瞰して自分を見てみると
自分の悩みなんて小さいことに気付きます。
人は自分のために生きると弱くなります。
それが証拠に、悩んでいるときは、
「自分のことばかり考えているから」
バングラデシュの人たちの習慣や常識に
翻弄されながらも努力と根性で乗り切った
山口さんのバイタリティには頭が下がります。
「人の心に変化と感動を与える」
これが僕が一番やりたいことです。
残りの人生も、そのことにこの命を使って、
前だけ見て生きようと改めて決意しました。
|