「人の幸せとは何か?」
これは全人類の永遠の
テーマなのかもしれません。
ぼくも、この研究テーマと日々、
向き合っています。
そこで至ったひとつの結論は、
「幸せになりたいなら、自分の幸せと
常に向き合っていくしかない」ということ。
幸せとはどこかに求めるものではなく、
自分の中の幸せと能動的に
向き合いつづけることで「幸せな状態」、
つまり「ウェルビーイング」を
実現することができると思うんですよね。
「幸せ(ハッピー)」と
「幸せな状態(ウェルビーイング)」は
似て非なるものです。
「幸せ」とは脳がみせる一過性の反応。
普段とは違う刺激が入ってきたことによって
脳の平衡状態が乱れ、脳のある部位が電気的に、
化学的に反応しているだけです。
でも、平衡状態が崩れると
元に戻ろうとするのが人間なので、
「幸せ」という反応が出たときに
そのことに気づかない限り、
記憶には残りづらいです。
だから、まずは個別の反応を
「点」として認識すること。
さらに、それらをメタ認知によって
「点と点」でつなげていくことで、
はじめて、自分が生きている実感を
持つことができます。
人生の目的って誰もが、
「幸せになること」一択なはず。
にもかかわらず、自分がどんな時に、
幸せを感じるかすら、語れない人が
あまりに多いことがすごく不思議です。
こんな時がハッピー!
こんな人といるとハッピー!って、
ちゃんと言葉にできますか?
そういうことをちゃんと
自分の言葉で語れることが
自分の人生を生きるってことです。
でも、自分がどうしたいかより
人にどう見られたいかが
強くなっちゃっている人には、
自分の言葉は出てきません。
知識を詰められて、正解はどれ?って
聞かれる教育を受けてきたから
正解があると勘違いしている人が多いです。
でも、大前提、正解はありません。
正解がないから、
どう生きてきて、どんな人間で、
何をしていきたい人か、を
語れる人になった方がいいですよね。
起業はしようと思ってするものじゃない。
社長はなろうと思ってなるものじゃない。
たとえば「何のスポーツでもいいから
キャプテンやりたいんです!」
っていう人がいたら「こいつ変わってるな」
って思いませんか?笑
でもビジネスの世界では
「何でもいいから社長になりたいです」
っていう人いっぱいいますよね・・・
それって世の中の評価のために
生きてないですか?
何がしたいかを語る人より、
どう在りたいか語ってる人の方が、
ぼくは100倍カッコイイと思います。
END