
人は「誰から学ぶか」によって
人生が大きく変わると思います。
一人の師匠にしっかりと師事し、
その人の考え方を徹底的に学ぶことは、
考え方や行動に大きな影響を与えます。
「若いうちにたくさんの人に会いなさい」
って、巷では、よく言うけれど…
ぼくは、そうは思いません。
まだ“自分の軸”が定まっていないうちに、
あまりにも多様な考え方を吸収しすぎると
迷子になるんですよね。
「たくさん」っていうのは
「人の数」じゃなくて
「人生経験が深い人との頻度」だと
ぼくは捉えています。
旅行の前にガイドブックを何冊も買い込んで、
すべてを参考にしていたら
どうすればいいかわからなくなってしまうのと
同じように、しっかりした軸をつくるべき
段階にいる人が、同時期にたくさんの人に
教えを乞おうとすると「迷子」になります。
情報過多の現代では、実際にそういう状態に
陥っている人が多いような気がします。
「守破離」という言葉がありますが、
やっぱりその順番なんですよね。
■ 守(しゅ)
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基本を忠実に守る段階
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師匠や先人の技術・型・教えをそのまま吸収する
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自分の解釈を入れず、徹底して型に従う
■ 破(は)
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型を破り、自分の工夫を取り入れる段階
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ほかの技や流派も学び、応用する
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基礎の上に独自性を築き始める
■ 離(り)
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型から離れ、自在に操る段階
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原理原則を体得し、型を超えて表現できる
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自分自身が「型」を創り出す側になる
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20・30代で誰に着いて行くかを
間違えると一生を間違えます。
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アスリートでコーチがいない人はいません。
大谷翔平ですら、コーチがいます。
能力に差はそんなにないと思っています。
自分の能力に気付き、
才能を開花させてくれる人に出会えるか・・・
誰と居るかがすべてだと思います。
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ぼくは20代、名古屋に住む一人の男に、
1時間のお茶のために月3回、会いに行って
早朝から夜中まで、1日に何回も電話して、
思考を学ばせてもらいました。
今の自分があるのは、あの時期があったから。
着いていく人を間違えなかったから。
物事が自分で判断できるようになるまでの
「守」の段階までは完璧に一本化して、
軸を作るべき・・・
ぼくは、そう思います。
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スポーツ選手でも料理人でも、
いろんな人から教えてもらっている・・・
なんて人、一人もいませんから。
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あなたにとって人生のコーチは誰ですか?
その人とどれくらいの頻度で会ってますか?
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