「聞き上手」というと質問力に
フォーカスされがちなんですけど、
会話が下手な人は質問だけします。
でも、質問だけではすぐに沈黙になって
気まずい空気にソワソワしてしまうことが
あったりするんですよね。
特に、コミュニケーションが苦手な人は、
質問から会話がセットにならずに
1ターンで終了してしまい、
また沈黙が気まずく、質問を連射します。
そんな人って、まったく会話が広がらず、
コミュニケーションが単なる一方的な
アンケートで終わってしまうんです。
質問の連射は相手にとっては不気味です。
そして、1ターンで終わってしまうと
「あまりこの話に興味ないのかな?」と
思わせてしまうことにもなって、
気を使わせているんですよ。
質問だけでは何も聞き出せないんです。
じゃあ、聞き上手になるにはどうすべきか?
聞き上手な人には3つのスキルがあります。
「質問」「確認」「要約」
質問はコミュニケーションのただ入り口です。
その先に進むためには確認力と要約力が
必要になってきます。
質問にばかりフォーカスして、
確認と要約ができないと浅いお話しか
聞けなくなってしまうんですよ。
確認力とは、相手の話をより正確に聞くこと。
それがあるだけで、相手は自分に興味を
持ってくれていると思えます。
確認をすれば、相手は補足してくれたり
もっと詳しく深く話してくれます。
そして、要約力は質問から確認で一通り
聞き出すことができたら、重点ポイントや
前提条件を要約してまとめること。
「つまり、こういうことですね」と
聞き出した情報をうまく要約して、
「ちゃんと聞いてくれていたんだ」
と安心感を与えることです。
その要約を踏まえた上でさらに
深い質問ができたら最高です。
人は自分に興味を持ってくれる人に
必ず好感を抱くものです。
聞き上手の人は「質問、確認、要約」の
3つが上手なんです。
質問なんて、誰でもできます。
周りと差をつけたいなら「確認」と
「要約」を重要視してみてください。
頭の良さ、知識や知恵というものは聞き方、
質問力にこそ出ると思っています。
自分が話すターンの時にだけ
頑張る人がいるんですけど、
相手の話を聞くターンの時にこそ
人格や知識や知恵、いわゆる賢さが出ます。
ちゃんと聞ける人って、
ちゃんと話せる人より少ないです。
口は1つ、耳は2つ。
自分が話す2倍聞いてください。
高いコミュニケーション能力があると
人は一生、お金に困らなくなります。
「言語化力 言葉にできれば人生は変わる」と
「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全
っていう本、いいと思います。
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