昔は、寺社にお参りした時は
「ありがとうございます」と
請求書ではなしに領収書の
お参りをしなさい、教えられたそうです。
向上心や探求心は人の成長に欠かせない
大切な条件ですが、度の過ぎた欲求は、
人を卑(いや)しくさせてしまいますね。
※卑しい・・・品がないこと
与えられているものに感謝の心を持つ
「領収書の人生」を歩む・・・
領収書の生き方をしている人っていうのは
稀にいますが、そういう方は世間から
注目されることはありません。
請求書の生き方をする人が
派手で目立つのに比べて、
領収書の生き方をする人は
地味で人目につかないところが
共通しているからです。
誰からも注目されず、光の当たらないところで
いつ報われるか分からないことにも
心を込めて取り組んでおられる姿からは
卑しさは微塵も感じられません。
重たいものやサッカーゴールを運ぶときに
率先して重たい角を持ちに行く人は
とても信用できる人です。
なんか、わかりますかね?
人が嫌がるようなことを率先して
笑顔で普段からやっている人って、
わかるんですよね。
逆もしかりで、普段からそういうのは、
見てみぬフリしたり、避けている人も、
見ればわかります。
生き様って顔つきに出るんですよね。
他人に頼ったり、求めたりすることなく、
人の役に立つことだけを念頭において、
一途に歩み続ける人は人を惹き付ける
豊かさや魅力を感じます。
「この人が何をしてくれるか」ではなく
「自分がこの人に何ができるか」を考えれば
相手にとって、あなたは必然的に、
魅力的な人になります。
下心なく、心からそれをやっている人は
一度会っただけで朴訥なお人柄に惹かれ、
年来の知己のようになります。
※朴訥(ぼくとつ)・・・飾り気がないこと
※年来の知己・・・だいぶ以前からの知り合いのこと
僕は、この領収書の生き方をされている人と
もっと関わりたいし、周りのご縁を結んで
いきたいと考えています。
END