2000年にWHO(世界保健機関)が
健康寿命を提唱して以来、
寿命を延ばすだけでなく、
いかに健康に生活できる期間を
延ばすかに関心が高まっています。
健康寿命の定義はこうです。
「健康上の問題で日常生活が
制限されることなく生活できる期間」
平均寿命と健康寿命との差は、
日常生活に制限のある
「健康ではない期間」といえます。
2016年において、この差は、
男性8.84年、女性12.35年でした。
つまり、男性8.84年、女性12.35年は
健康上の問題を抱えながら
生活していることになります。
今後、平均寿命が延びるにつれて
この差が拡大すれば健康上の、
問題だけではなく、医療費や、
介護費の増加による家計への
さらなる影響も懸念されます。
健康に配慮する一方で、こうした期間に、
対する備えも重要になります。
つまり、健康寿命を延ばしながら、
健康上の問題を抱えたときの経済的な
準備を事前にしておくと安心です。
すでに準備している人も、
その準備の内容・金額で十分なのかを
定期的に点検してみた方がいいですね。
自分はまだ若いから大丈夫かもしれませんが
祖父母はどうでしょうか?
ちなみに、アメリカでは、
自己破産している人の半分が、
自分以外の理由です。
日本の75歳以上は、今のところ、
1割負担の9割は国が補助ですよね?
つまり、日本だと医療費が10万円でも
窓口で払うのは1万円でいいわけですが
アメリカは医療費が自己負担なので、
10万円全額払わないといけないわけです。
自分は健康だけど、親が病気になって、
その医療費を自分が払っていたが、
それが払えなくなった(自己破産)
ってことです。
そんな日本も今年の10月から75歳以上の
医療費も2割に上がります。
長く働ける(遊べる)ための「健康知識」
老後、年金に頼らない「資金計画」、
これは、もはや、大人の必修科目ですね。
END