この記事では、今の健康寿命と平均寿命の
実態と要介護となったときの費用を理解し、
その上で、どんな生活を送れば、
充実した老後を送れるのか、
データを用いて考察していきます。
健康寿命と平均寿命
健康寿命は日常生活に制限のない期間です。
厚生労働省の資料によると令和元年(2019)の
健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳。
同じ年の平均寿命は男性81.41歳、
女性87.45歳となっており、
健康寿命と平均寿命の差は、
約10年ほどあります。
要介護状態になっているはどのくらい?
厚生労働省の介護保険事業状況報告
(年報)(令和元年度)によると、
要支援・要介護認定者数は年々増加し、
2019(令和元)年度は約669万人。
年代別人口に占める要支援・要介護認定者の
割合をみると、65~69歳までは2.9%ですが、
70~74歳5.8%、75歳~79歳12.7%、
80~84歳26.5%、85歳以上になると
59.1%になります。
(厚生労働省「介護給付費等実態統計月報」
総務省「人口推計月報」各2021年4月データによる)
介護が必要となった原因は認知症が
17.6%と最も多く、続いて脳血管疾患16.1%、
高齢による衰弱12.8%となっています。
(厚生労働省「国民生活基礎調査」2019年)
介護状態となった場合の費用は?
介護状態になった場合の費用と
期間はどれくらいでしょうか。
「生命保険に関する全国実態調査」では
介護に要した一時的な費用は平均74万円、
月々の費用は平均8.3万円、
介護期間は平均61.1カ月(5年1カ月)
という結果となりました。
介護を担っているのは、
どのような人でしょうか。
厚生労働省「国民生活基礎調査2019年」
によると、介護者の続柄は配偶者が23.8%、
同居の子どもが20.7%となっております。
高齢者が高齢者を介護する
「老老介護」の現状がうかがえます。
より充実した生活を送るためには?
老後を健康に過ごすためには、
社会とのかかわりを持つことや
定期的な運動をすることなどが挙げられます。
日本生産性本部「レジャー白書2021」によると
60歳以上の人の余暇の過ごし方として、
男性はウォーキング、ドライブ、園芸・庭いじり
女性は園芸・庭いじり、読書、ウォーキング
などをしている人が多いことがわかります。
新型コロナウイルス感染症の影響で
生活が様変わりしている中で、
人とのかかわりが希薄になったり、
遠出がしづらい状況ではありますが、
今できることの中で健康的な暮らしを心がけ、
健康寿命を伸ばしていきたいものです。
本当にその年齢ですか?って思う、
年齢よりも若く見える人は
必ず何かに挑戦している人です。
本当に努力している人は
「もう歳やもん・・・」
って、絶対に言いません。
年齢のせいにしている人を見ると
「あ、この人は努力しない人なんだ」
と僕は思います。
そして、年齢のせいにしたときから
人は老けていくと思っています。
何歳になっても、夢中になれることを
見つけてやっていきたいですね。
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