マイナンバーカードの健康保険証利用の
本格運用が昨日から始まりました。
ただ、医療機関や薬局側の準備が遅れ、
現在、対応可能なところは1割に満たない
という状況だそうです。
政府は新型コロナ禍を機に
行政のデジタル化に本格着手していますが、
懸念となっているのが、
そのマイナンバー制度自体が
社会にいまだ浸透していないことです。
マイナンバーカードの交付率はここ1年で
加速していますが、それでも「持っていない」
という人のほうがまだ多いです。
デジタル庁が発足
先月、デジタル庁が発足しましたね。
日本はデジタル敗戦国だと言われているので、
最重要課題といってもいいでしょう。
ちなみに、
日本の2020年デジタル競争力の順位は
63か国中27位とだったようです。
また、政府のデジタル化が少しも
進んでいないことは皆さんも
わかったんじゃないでしょうか?
一律10万円の給付金やその他の支援金なども
申請してからいつまでかかっているんだ?
と感じた人も多いでしょう。
特別定額給付金の手続きにもたついたのは
完全にマイナンバーが浸透しておらず
政府の対応が後手後手だったからです。
また、国と自治体との情報システムが
違っているためにPCR検査やワクチン接種が
スムーズに行われなかったのだとか。
そもそも海外にはデジタル庁なんてないので
そこからも日本のデジタルの弱さがうかがえます。
ソフトバンクグループ会長の孫正義さんの
この発言もそれを感じさせますよね。
ひろゆきがデジタル庁に応募したというのも驚いたけど、落とされたっていう事に更に驚いた。彼なら長官として最適な気がする。彼みたいな人が責任者なら日本も変わると思うけどなぁ。
— 孫正義 (@masason) September 5, 2021
先月から始まった、デジタル庁が、
どこまでデジタルの環境を整えてくれるのか
期待と不安が入り混じる感じですね。
最近、よく聞く「DX」って何?
最近、ニュースでよく聞く「DX」
そもそも、DXって何でしょう。
「DX」とはデジタルトランス
フォーメーションの略です。
デジタルトランスフォーメーション
と言われても、何のことやら、
分からない人もいるでしょう。
デジタルトランスフォーメーションを
日本語に訳すと「デジタルによる変容」
ということになります。
経済産業省が2018年に発表した
「DXレポート」にある定義は次のようなものです。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、
データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、
ビジネスモデルを変革するとともに、
業務そのものや組織、プロセス、
企業文化・風土を変革し、
競争上の優位性を確立すること
ごちゃごちゃ言っていて
わかりにくいですけど、
要は、
デジタル技術を使ってビジネスを変革しよう
ってことです。
この「DX」を政府が推し進めると言っている
以上、進んでいくのは間違いありません。
当然、この流れはどの業界でも、
加速いていくと思います。
でも、DXどころか、デジタル化さえ
IT業界以外はまだまだな印象です。
僕はクライアントから請求書の原本を
送ってほしいと言われたら断ります。
だって、PDFにしてデータで送ればいいし、
必要なら、そのデータをクライアント側で
印刷すればいいからです。
未だに、FAXでやりとりをしている
会社やお店もあるそうで、、、びっくりです。
デジタルを使いこなしているか?
あなたは「デジタルを使いこなしている」
と言える自信はあるでしょうか?
訪問場所や待ち合わせ場所まで
「ナビタイム」や「乗換案内」などの
アプリでサッと調べられるでしょうか?
新聞や情報はスマホで常時取っていて、
重要なメモはEvernote等に入れていますか?
いつまでも現金だけでなく
電子決済をスマホでしていますか?
飛行機やホテルや新幹線の
予約がスマホでできますか?
アプリでタクシーを呼んでいますか?
「デジタルデバイド」(情報格差)は
今後ますます広がっていくでしょう。
これからの世の中を渡っていこうと思うなら
「オレ(私)IT系、弱いねん・・・」
とか言っている場合ではありません。
そのために、苦手意識を持たず…
何らかの形でデジタルに触れ、
チャレンジする習慣を持ちたいですね!
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