どの組織でも「人を育てる」
という正解がない永遠のテーマが
あると思います。
そして、離職率を低下させたり
若手社員の早期退職をできる限り
抑えたいという組織も多いと思います。
ギャラップの調査では組織から
離れていく人の不満は
組織全体ではなく、
「上司のみが不満」が70%であり、
上司から離れたいがために
職場を去る人は、50%だそうです。
ただ、自分の悩みの原因は
〝本当に〟自分の上司なのでしょうか?
同じ職場で同じ上司の下で働いている人、
全員が同じように悩んでいるわけでは
ないことのほうが多いです。
同じ上司に対して
いい関係を作っている人もいれば
上司との関係が微妙でも
楽しく働いている人もいます。
ということは本当の悩みの原因は
上司ではなく〝自分自身の中〟です。
「嫌な上司」というのは存在せず、
「嫌な上司と決めた自分」が存在する
ということですね。
仕事だって、
「やらされた仕事」なんかなくて
「指示されたことを呑んだ自分」
がいるだけです。
なので、普段、僕たちが、
傷ついたり、腹を立てたり、
悩んだりする本当の原因は
相手や状況にあるのではなく
自分の受け止め方と考え方です。
言い方がキツイ相手がいた時も
「傷つけられた」のではなく、
「傷つけられた」と判断した自分
がいるだけです。
だから、
「言われた」とか「傷つけられた」、
「○○された」とかは存在しません。
勝手に判断した自分がいるだけです。
自分の意志で動いていない人ほど
「言われている」って言います。
自分の意志で動いている人ほど
「言ってもらっている」
っていう解釈をします。
余裕がない人は、
言い方やキツイ言葉に対して、
「許せない」「攻撃された」
と思うかもしれません。
でも、本当に余裕がある人は、
「そういう言い方はしてほしくないな」
とか「何かイライラしているの?」
って相手を思いやって心配します。
また、
自分の意見を伝えて相手から
「そうは思わない」と言われたとき、
違う考え方もあるよねと思える人と
否定されたように感じる人がいます。
前者は器が大きい人。
心に余裕がある人。
後者は器が小さい人。
心に余裕がない人。
他人にイライラする人は
他人に依存している人です。
他人にイライラするくらいなら
自分が変わったほうが早いです。
過去と他人は変えられない。
でも、自分と今は変えられる。
END