今回は僕が大好きな著者の中山和義さんの
「会社に行くのがもっと楽しみになる感動の21話」
という本の1部を紹介です。
ある美容院では地域サービスの一環として、
病院に長期間入院している患者さんたちに
ボランティアでカットのサービスを
してあげていました。
最近、この美容院で
働き始めた女性がいました。
しかし、彼女はこのボランティア
活動が大嫌いでした。
「せっ かくの休みの日なのに、なんで、
こんなことをしないといけないのだろう」
と思っていたのです。
この活動は強制ではなかったので
無理に参加する必要はなかったのですが、
ほとんどのスタッフが自分の休みの日を
利用して参加していました。
新人の彼女は休むわけにもいかず、
嫌々参加していました。
ある日、そうしたボランティア活動で
病院に行って30歳ぐらいの女性の患者さんを
カットしていたときのことです。
その患者さんが、急に彼女に、
真剣な表情を向けて、
「美容院の仕事は楽しい?」
と質問しました。
彼女は適当に仕事をしながら、
「楽しいですよ」と答えました。
「うらやましいな……。
私は小さい頃から
美容師になるのが夢だったの。
病気で体が弱かったから無理だと
親に止められてあきらめたんだけど……」
患者さんが寂しげに話しました。
彼女は、申し訳なさそうにうつむき
「そうだったんですか……」と話しました。
髪を切り終わると患者さんは、最後に、
「でも、美容師になって、
ボランティアまでして、
頑張っているあなたに
髪を切ってもらってよかった。
ありがとう」
と彼女にお礼を言いました。
彼女はこの患者さんの言葉を聞いて、
今度、病院に来たときには、
もっと頑張ってこの人の髪を
カットしてあげようと思いました。
その病院からの帰りの車の中で、
彼女は一緒に病院に行ったスタッフから、
今日彼女がカットしてあげた患者さんが
週末に生死をかけた大きな手術を
することを聞きました。
彼女は、なぜあの患者さんが急に
あのような質問をしたのかがわかりました。
その時の患者さんの真剣な
表情も思い出しました。
彼女はスタッフに
「手術が成功したら今日の患者さんの
髪をもう一度、カットさせてください。
お願いします」
と目に涙を浮かべながら言いました
仕事にやる気が起こらない時は
働く動機を忘れちゃっているから
なんだと思います。
この動画、ぜひ観てください。
仕事はしなくちゃいけないものではなく
本来したいことのはずですよね!
↓こんな名言を思い出しました↓
あなたが空しく生きた今日は、
昨日死んでいった者が、
あれほど生きたいと願った明日。
- 趙 昌仁〈チョ・チャンイン〉 小説「カシコギ」
名言・格言・心に響く言葉より引用
一生懸命に仕事をしても
適当に仕事をしても、
同じ時間が過ぎていきます.。
だったら全力で取り組んだほうが
楽しいのではないでしょうか。
生きているのも奇跡。
仕事ができるのも奇跡ですね