2020年12月25日に公開された。
『えんとつ町のプペル』を観てきました。
(本稿は作品のネタバレが入ります。
あらかじめご了承ください。)
あらすじ
崖に囲まれ、えんとつの煙で
空が見えない「えんとつ町」
えんとつの町に住むひとは、
くろい煙にとじこめられて、
青い空を知りません。
輝く星を知りません。
でも、少年ルビッチは
父ブルーノの教えによって
星があることを信じています。
ただ、街中の人は信じるどころか、
「そんなのあるわけない!」
って言い切ります。
そこでルビッチはこう言うんです。
見たのかよ。誰か見たのかよ!
あの煙の向こう側を誰か見たのかよ!
誰も見てないだろ?だったら、
まだ分かんないじゃないか!
そして、ルビッチは空や星の存在を
明らかにするという夢を叶えます。
偉大な人も笑われてきた
映画を観て思い出したのは
元野球選手イチローさんが
日米4257安打で世界記録を
塗り替えたときの会見です。
「僕は子供の頃から人に笑われて
きたことを常に達成してきている
という自負はある。
例えば小学生の頃に毎日野球を
練習して、近所の人から、
『あいつプロ野球選手にでもなるのか』
っていつも笑われていた。
悔しい思いもしましたけど、
でもプロ野球選手になった。
何年かやって、首位打者も獲って、
アメリカに行く時も
『首位打者になってみたい』
そんな時も笑われた。
でも、それも2回達成したりとか、
常に人に笑われてきた悔しい歴史が
僕の中にはあるので、これからも
それをクリアしていきたいという
思いはもちろんあります」
映画の中でルビッチが
『信じぬくんだ。
たとえひとりになっても』
と言うシーンがありますが、
夢を叶える人は
自分を信じ続けた人ですね!
笑われた経験が自分を強くする
僕は高校時代、生徒会長でした。
毎週、全校生徒の前で話すんですが
校長先生から毎回、急に振られるから
緊張もするし、何を話していいか
わからなくて上手く話せなかった。
話の途中で噛んだこともしばしば。
一生懸命話していたけど、
笑われていた。
教室に戻ってもイジられていた。
何でもそうだけど、
一生懸命やっている人に対して
本人が笑い話にするのはいいけど、
他人が笑い話にするのは違う。
本気で努力したことある人は
努力している人を絶対にバカにしない。
少なくとも僕は勇気出して挑戦してる人の
揚げ足取ってバカにするような人には
なりたくないなと思いました。
あの時を振り返ると
その場に立つと決めた決断は
誰もが出来ることじゃないな!
って思えるし
今では人前で話すことが
仕事になっているから
あの時の自分を褒めてあげたい。
みんなは自分で自分を
褒めてあげられるような
生き方をしているだろうか?
高校球児はほとんど可能性が
ない中でもほぼ毎日、
練習に打ち込んでいる。
甲子園に行ったことない学校でも
公立高校でも、弱小高校でも
朝から晩まで頑張っている。
そんな高校球児を見て、
「(甲子園行ける)可能性ないからやめとけ」
って言える?笑える?
絶対無理だよね。
だって、可能性が低くても、
自分の夢を信じて頑張っているから。
土にまみれて練習する
高校球児に比べてカッコイイ
生き方をしているだろうか?
挑戦しているだろうか?
夢を追いかけているだろうか?
ルビッチのように周りから
叩かれることもあると思う。
でも、1つ言えることは
唇噛みしめた経験をしたことある人の
話は本当におもしろい。
カッコイイ!聞き入ってしまう。
人生一回きり!
「挑戦なきところに青春はない」
コロナに負けるな(^O^)/