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セルフ・ハンディキャッピング

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やる前から、失敗したときのことを
考えて言い訳をする人がいます。

こういうのを心理学では
「セルフ・ハンディキャッピング」と呼びます。

「セルフ・ハンディキャッピング」とは、
失敗が予想されるとき、前もって
失敗する理由を並べ立て、自分の自尊心を保ち、
傷つかないよう自分を守る自己防衛。

だから、こんな言葉を前置きとして
わざわざ言う人いませんか?

「全然、勉強してこなかったからなぁ…」
「ちょっと寝不足だったから」「体調が悪い」
「もう、年だからなぁ…」
「時間がないから」とか
「久しぶりだから、できるかな」・・・と。

わざわざハンデをつけて
できなくてもいい状況を作るんですよね。

でも、こういう見苦しい言い訳をする人は、
たいてい自分に自信がない人です。

こういう生き方をしていると勝負をする前から
すでに白旗をあげているようなものなので、
自信がつくわけがないんですよね。

自信のある人はこういう言い訳をしません。

自信を持つためにはまだ何もやっていないのに
言い訳するクセを直す必要があります。

自信のない人は、言い訳と正当化の名人です。

まさに「理屈と膏薬はどこにでも付く」です。

何かをする前から無意識に言い訳してしまう人は
そのクセを改めるようにしなければいけません。

もし言い訳が頭に浮かんだら、
「でも、やってみないとわからないよね」
と、すぐに打ち消すようにしてください。

言い訳しそうになるたび、
言い訳をするのは自分が弱いからだ、
ということを素直に認め、言い訳しそうになる
自分を叱咤してください。

それが「自律」ってことです。

これをくり返していれば、
少しずつ自信もついてきます。

 

あの~、、、

自信をつける方法って、
「やってみる」以外に
何かあるんですか?

打たれ強くなりたいなら
打たれまくるしかないし

メンタルが強くなりたかったら
悲しいことをたくさん経験するしかありません。

自分に自信がない人を見ていると、
ホントに生き辛そうで心が痛みます。

 

心にやましいことがあると自分が苦しいし
心の状態は顔に出るので
やましさを隠していると何を言っても
自分に対する説得力がないんです。

「セルフ・ハンディキャッピング」は、
はたから見ていると見苦しいんですよね。

ストレートに言うとダサい。

自分の非を認めないことや
言い訳は、カッコよくない。

最近、一緒に仕事をしている
メンバーには「弱い自分を認めよう」
と口酸っぱく話しています。

それによって怖いという印象を持たれる
可能性があることは否定しないけど、
「怖い」と「嫌い」は違うということは
わかってもらえるといいなと思います。

そして、

壁があればぶつかってこい。
痛みを経験してこい。

乗り越えられるまでちゃんと
オレが付き合ってあげるから。

って想いを目力で伝えています(笑)

だって、起きることは全て自分を
成長させてくれるための神様の
恩寵(おんちょう)的試練なんだもん。

仕事が楽しくなるというのは人に認められて
うれしいという意味での やりがいから、
自分の内面からわいてくる
本当の意味でのやりがいに変わっていく
ということなんじゃないかなとボクは思います。

「人は変わらない・・・」
「他人は変えられない・・・」
そんな言葉をよく聞きますよね。

でも・・・
ボクは人は変われると信じたいです。

人を信じるって相手への期待ではなくて、

自分への決意です。

相手をどこまで受け入れられるか
覚悟が問われているんです。

 

誰に対してもまるで家族みたいに親切で
どこか困っている人がいると知れば
それだけで食事がのどを通らなかったり
不眠になるほど気を配る・・・

そんな人、ステキじゃないですか?
ぼくはそんな男でありたいです。

人を変えることができる人は、
人は変われると信じている人だけ。

人を愛せない人に
人を育てることはできません。

自分を変化させてきた人ほど
それを信じられるんです。

 

最後に、アメリカ建国の父と呼ばれる
ベンジャミン・フランクリンで締めます!

言い訳が得意で、他のことも得意だ
という人を、私は一人も知らない。

-心理

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