どれほど「すごい実力」を持った人でも、
出る言葉が「自分がどれほどすごい人か」
という自己顕示欲、
「自分はこんなにすごいんだけど、
別の人が評価されているのは許せない」
という嫉妬、
「いつか見返してやるんだ」という復讐
そういう言葉ばかりなら、
誰も話を聞きたいと思いません。
「自己顕示欲」「復讐心」「嫉妬」の
3つの感情を持つ人は、損をしていますね。
とても、もったいないと思います。
「どれほどすごい人物か」というのは、
自分から話さなくても、伝わるものです。
「すごい実力」を持っているのだったら、
ただ黙って行動で示せば、
誰もが認めてくれるでしょう。
最近は歴史をすごく勉強していますが
かつての日本人は、人や社会のために
犠牲を払うことを大きな喜びとし、
それを誇りに感じる国民でした。
ところが昨今、富や名声だけが過度に
もてはやされ、そのことだけを
目標にして生きる人が多くなりました。
真の喜びは、人を喜ばせたときに感じるものです。
たとえ地位や名誉や富を手に入れたとしても、
ただそれだけで真の喜びを味わうことはできません。
他人からどうだけ賞賛されても
〝自分らしく生きている〟という実感が
持てなかったら、幸せと思えないと思います。
ボクはあえて厳しさに耐えることを課し、
自分を鍛えているような場合も
それを人に誇示することは控えたいし、
努力が見えたら一流じゃない気がします。
END