人は誰もが成長するんですが、
その成長過程において
次の2通りの人がいます。
①自分の努力で伸びる人
②人から指示・命令・監視、
・干渉されて伸びる人
②の人はある時期から
成長が止まるばかりか、
衰退してくる傾向があります。
定年退職して途端にやるべきことを
見失い、途方にくれる人はこの伸び方に
依存してきた人じゃないかなと思います。
あと、若い子でも、
学生時代はスポーツを真剣にやってきたけど
引退して社会人になってから
新たな目標を見つけられない人も、
②の人ですね。
僕は、あまり自分から「教える」
ということをしません。
なぜなら、本気で成長したい人は
自分から聞いてくるからです。
その理論でいくと、
聞いてこない人は本気で成長しようと
思っていない人なので、その本気で、
成長しようと思っていない人に
何を言っても無駄だからです。
そういう人に、良かれと思って指導しても
聞く耳を持ってもらえなかったり、
理解してもらえないどころか
反発を買うこともあります。
どんなに素晴らしい教えでも、
相手が心を開かなければ
伝わらないんですよね。
だから、僕がしている教育は相手の心を開き、
もっと「聞きたい」「学びたい」という
気持ちを起こさせることです。
小学生や大学生、社会人でも全員です。
僕がする教育はただ勉強を教えるとか、
ただテストでよい点を取らせるとかじゃなく、
生き方だったり、人としての在り方を教える
教育をしています。
②の人は点で見たらいいかもしれないけど
線で見たときに、幸福な人生を、
絶対に歩めません。絶対。
①自分の努力で伸びる人
いわば、野生のライオンです。
②人から指示・命令・監視・干渉されて伸びる人
いわば、動物園のライオンです。
動物園のライオンは毎月決まった日に、
給料が振り込まれる「慣らされた環境」です。
これ、残念なことに、
学生時代は優秀な野生のライオンだったのに
社会人になって、動物園に入っちゃったことで
ふつうのライオンになっちゃっている人が
めちゃくちゃ多いんですよね。
生きることって、そもそもリスクがあるんです。
野生動物はいつもリスクと隣合わせです。
でも、決まったエサ(給料)をもらって
安心している②の人は、「本気」とか
「努力」とか「一生懸命」という言葉の
意味がわからないんです。
で、ここで、②の人なのに、
反論してくる人は、もう土俵が違うので、
話になりません。
使ってる言葉は同じでも、
言っている言葉は同じでも、
意味や基準値はまるで違います。
人生の分岐点は大学に行く時でも、
就職する時でもありません。
本当の人生の分岐点というのは
自分のやりたいことに対して
リスクを取れるかどうかです。
作られた分岐ではなく、
自分で作った人生に向かって
歩いていきましょう。
自分が動物園にいることを自覚し、
それを受け入れ、野生の世界に、
行くことを覚悟した人のみが、
豊かな人生を歩めると思います。
どうですか・・・?
あなたは今、①と②どっちですか?
②だと、自覚し、受け入れたら
決断することですね。
怖いですよ(笑)リスクがあるから。
でも、動物園にいては、
「本気」とか「努力」とか「感動」の
意味を知らずに死ぬと思います。
人生が楽しくなるのは自分の言動に
責任を持てたときからですよ。
END