今日で東日本大震災から12年です。
12年前のあの出来事を風化させては
いけない!と僕は思います。
僕は東日本大震災が起きた年に、
3回ボランティアで被災地を訪れました。
何か、力になりたかったし、
何か、励みになりたかったからです。
でも、まだ、ご自身や家族が一番大変で、
食料も全く行き届いておらず、
底冷えがひどい体育館の中を
段ボールで寒さをしのぎながら
寝ている人もいるのに・・・
僕たちを思いやって下さる姿に
胸が苦しくなったことを覚えています。
僕1人がボランティアに行っても、
大して変わらないかもしれません。
でも、ボランティアに行って、
僕の人生が変わったんですよね。
あれから12年、
「本来の思いやりを今も持っているぜ!」
って、胸張って言える人は
どれくらい居るんでしょうか?
強く耐え、泣き言を言わず、
譲り合い、助け合う。
東日本大震災で東北の方たちが
見せて下さった人としての在り方。
これを今一度、僕も実践していきます。
だから、もっと人の想いに寄り添えたり
人の痛みがわかる人になりたいです。
そのために必要なことは想像力だと思います。
相手がどう感じているのか、
どう思っているのか、
何をしてほしいのか、
何を言ってほしいのか・・・
で、その想像力っていうのは、
一朝一夕で得られる能力じゃないし、
生まれながら持っている力でもないです。
人生経験が少ない人は他人の痛みを
想像できる頭がありません。
だから、自分が挫折したときに、
人の気持ちがよくわかりますよね。
その経験があるから自分事にできるわけです。
「あんなことを言われたら、
私ならどう思うかな?」
「あんなことをされたら、
私ならどう思うかな?」って。
だから、僕は失敗したいし、
傷つきたいです。
でも、失敗したくないし、
傷つきたくない!人が多いですよね。
だから、本や映画を通して、
疑似体験を積み重ねること大切なんです。
だから、僕は本をたくさん読むし、
映画もたくさん観るんです。
映画はその場面に自分がいる錯覚、
没入感があるから疑似体験しやすいです。
たくさん読み、たくさん鑑賞して、
喜怒哀楽の感情を味わい、
人はどんなときに、
どう感じるのかがわかると、
コミュニケーションの達人になれますね。
必要以上の利便性を求めてAI化が進む
現代とって、人の想いを汲める人は
とても魅力的に映ると思います。
ここで思い出したい東日本大震災のあとに、
盛んに流れたCMがありました。
「こころ」は誰にもみえないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」は誰にも見える
この内容を覚えている人も
いらっしゃるんじゃないでしょうか。
僕は、このフレーズに痺れて、
今もずっと心に残っています。
だって、たしかに、
「こころ」は誰にも見えないけど
「こころづかい」は見えますよね。
同じように「思い」は見えないけど
「思いやり」は見えますよね。
心や思いは見えないから、
相手が理解できる言葉にして伝えたり
相手がわかる行動で示すことが大事ですね。
〝先に逝かれた方々の分まで、
今の自分は全力で生きているか?〟
今日1日くらい寝る前に、それを、
自分自身に問いかけませんか?
今日も読んでいただき
ありがとうございました。
おやすみなさい。