明日はバレンタインデーですね!
この時期はチョコを食べる人が
増えると思います。
近年、高級チョコレートが人気を
集めています。
昨今、高カカオ(ハイカカオ)が
健康にいいとして大きな注目を
集めているからですね。
健康にいいとされる根拠はチョコレートの
成分・カカオに含まれる
「カカオポリフェノール」
高血圧や動脈硬化を予防して
心臓病のリスクを下げる
腸内環境を整えるなどの
健康増進効果があるとされています。
また糖質の吸収を抑える作用、
中性脂肪を抑える作用もあるとされ、
ダイエット効果も期待できる
ともいわれているそうです。
一般的なチョコレートが20~30%程度。
それに対し、60~70%以上含まれるものが
「高カカオチョコレート」だそうです。
しかし、70万部の大ベストセラー
『食品の裏側』の著者、安部司氏は
この高カカオチョコレートが
本当に体にいいのか?
そこにはメリットばかりではなく
「落とし穴」も存在すると指摘しています。
2008年に国民生活センターが
「高カカオをうたったチョコレート」について
報告を行い「さまざまな注意」を喚起しています。
【1】高カカオチョコレートは「脂質」が高い
チョコレートは、そもそも脂質が高い食品です。
高カカオチョコレートを50g摂取したとすると
脂質を20.4~26.8gとることとなり、
100g摂取したとすると、ほとんどの銘柄が、
それだけで30~49歳女性の総脂質の
1日当たりの摂取目標量をとってしまうそうです。
1日当たりの摂取量は、30~49歳の場合は
45.6~68.3gとされています。
(厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)より)
50gで1日の半分、100gで1日分の
脂質をとってしまうというのです。
「トランス脂肪酸」は動脈硬化や
心臓病のリスクを高めかねない
「健康に悪い油」です。
また「ジヒドロ型ビタミンK1」は
脳出血を促進させるリスクがある
として安全性を疑問視する声もあります。
これは深刻かつ重大な「盲点」だと思います。
【2】「テオブロミン」「カフェイン」に注意
チョコレートに含まれる成分の「テオブロミン」
「カフェイン」には気管支拡張、利尿、
興奮などの生理作用があるといわれます。
報告書では「健康な人が嗜好品として
楽しむ分にはいいが、これらの成分に、
感受性の高い人や、気管支拡張薬を
使っている人は、摂取に気をつける
必要があるとしています。
ちなみに「テオブロミン」は犬猫に対しては
中毒作用があるため、食べさせてはいけません。
【3】「ニッケル」「カドミウム」などの金属、カビ毒「アフラトキシン」の問題
報告書では「ニッケル」「カドミウム」の
金属の問題も指摘されています。
チョコレートは「ニッケル」を
比較的、多く含む食品ですが、
高カカオチョコレートには普通より
多くの「ニッケル」が含まれており、
50g食べるだけで1日の摂取量を
とってしまうことになるそうです。
「ニッケル」はミネラル分として
人体に微量は必要ですが、
多くとりすぎると金属アレルギーを
発症するリスクも懸念されます。
また「カドミウム」は「イタイイタイ病」の
原因物質で、毒性の高い物質です。
結論、どんなチョコがおススメか・・・
それは「ピュア(純)チョコレート」です。
「植物油脂不使用」
「レシチンとバニラ香料以外の添加物を使っていない」
「糖分はショ糖(砂糖)のみ」など、
厳しい基準があるようです。
チョコだけに限ったことじゃないですが
食品を買うときは、こういう「裏側」を
知ったうえで選びたいですね!
自分が選んでいるレベルが
未来の自分のレベルですから。
子供の健康リテラシーは
母親のリテラシー。
子供の環境は親の考え方!
END