僕はありがたいことに小学校からずっと
野球部でキャプテンをさせて頂きました。
下級生の頃は先輩のキャプテンも
ずいぶん研究してきました。
大学のときは部員が200人程いたので
まとめることに人一倍悩みました。
そんな経験から、僕の自論だけど、
キャプテンには2種類のタイプがあると思う。
①結果で引っ張るタイプ
②人格(行動量)で引っ張るタイプ
/
俺は後者の②タイプ!
/
っていうか、めっちゃ下手やし、
センスないから①は自動的に消去され、
②しか選択肢は残されていなかった
っていうのが正直なとこ。
/
結果で引っ張る①タイプは、
何かモノ言っても、周りだって、
「あんだけ結果出てるヤツが言うから
(言う権利あるし)しゃ〜ないよな〜」になる。
/
まぁ、簡単に言うと誰も文句言えないのよ。
/
けど、
人格(行動量)が伴っていないヤツが
モノを言うと、
「(結果出てない)お前が言うなよ」になる。
/
だけど、ここに、人格(行動量)が伴うと
「あれだけやってるヤツが言うなら
(力貸してやりたいし)しゃ〜ない、OK」になる
/
だから、一切の手抜きも許されないし、
俺が人一倍やらないと周りに示しがつかない。
/
「声出せ」
「テキパキ動け」
/
こういった指示でさえも、
俺がたった1回、声が出ていない、
ダラダラしていた場面があると
キャプテンの声は無効になってしまう。
/
本当に、毎日が挑戦の連続だった。
/
何か注意しても煙たがられることの方が
多いし、できればマジで言いたくない。
/
ずっとキャプテンで、生徒会長とかも
していたから、人に厳しく言うことも、
「たかとはそういうキャラ」っていう
見られ方もされていたりもするし
(言うことは)慣れていると思われがちだけど
全くそんなことない。本当に。
/
今でも言葉選びに時間かかる。
今でも言うときには億劫(おっくう)になる。
今でも言うか迷う。
今でも言ってから
「言わない方が良かったかな?」
ってよく考える。
/
だから、ぶっちゃけキャプテンは
けっこう辛いし、孤独よ。本当に。
/
だって嫌われ役になるってわかってる
状況で嫌われないと(言わないと)いけない
場面がいっぱいあるから。
/
でも、
明らかに叱るべき人がいるにもかかわらず、
それが放置されていては、
組織全体の士気が下がってしまうねんな。
/
「叱るのは苦手」といって叱らないのは
上に立つ者として義務を放棄しているし
他の真面目にやっている人が
「これじゃ自分がバカみたい」と思う。
/
あと、叱らないキャプテンは
メンバー達から内心バカにされる。
/
人によって態度を変えていたら
表面的には言うことを聞いてくれても
「なんや、アイツには言わんねや」
っていう目で見られる。
/
いいチームを作っていくためには、
行動によって仲間から尊敬を集め、
言行一致を貫かないといけないんだよね。
/
偉くなりたいと思ったことは1度もない。
/
信頼される人になりたい、
その想いだけだった。
/
だから、嘘はつかないし、
言い訳しないし、約束も守ってきた。
/
「生まれながらの」
キャプテンなんていないよ。
人はキャプテンに「なる」ねん。
/
もっと言うと、最初から、
キャプテンを目指しているのではなく、
自分を思う存分に表現する過程で
キャプテンになる。
/
怠惰に関しては見逃さず、
厳しく言いますが
失敗に関しては寛容で
叱ったことはないつもりです。
/
END