
人を一本の木にたとえると、
目に見える枝葉の部分がスキル、
つまり”やり方”ということになります。
そして、心は地中に隠れている
根の部分にあたります。
葉を青々と茂らせるためには、
根から吸い上げる栄養が大切です。
根に栄養を与える作業、
それが心を磨くということです。
当然ですが、根から栄養が届かなければ
枝葉を伸ばすことはできません。
だから、自分を変えるためには、
根に栄養を与えること、
つまり「心を磨くこと」が必要なんですよね。
心を磨くって、何なんでしょう?
正解はないと思います。
ぼくも、わかりません。
でも、素敵な人になるってことなのかな。
そして、「磨く」って言葉・・・
「磨く」っていう言葉は
歯磨き、靴磨き、石、刃物などが、
浮かびやすいと思います。
つまり、余分なものを削る。
丁寧に扱う。
それが心を磨くうえでも
ヒントになる気がします。
「削る」には痛みが伴います。
そして、心を丁寧に扱うには
自分の本音に気付き、大切にすること。
やりたいことがあるのに、やらない。
やりたくないことを、やる。
それ、自分イジメですよ。
やりたくない仕事を続ける、
残業したくないのに、する。
それ、自分の心、大切にしてないよね。
そして、削る。痛みが伴うこと。
幸せにならない大多数の人は
それがイヤだから逃げます。向き合いません。
これまでの人生を振り返ると
完璧な人はいない、とわかってはいても
自分自身を恥ずかしいと思う出来事や、
無価値な人間だと思ってしまう無力さは
とても耐えがたいことですよね。
だから人は、この感情を隠すために現実を
あざ笑い、原因を自分以外のせいにして、
言い訳することで自分を守ろうとします。
でも、問題は、言い訳するだけでは
自分を守れないこと。
だって、自分自身を騙すことはできないから。
表向きは平気な顔をしていても、
無力感と羞恥心は消化されないまま
心のなかに残り続けるんだよね。
ぼくは、傷つかない生き方よりも、
再生する強さが欲しいです。
苦しいから逃げるのではなく
逃げるから苦しいんだよね。
自分がラクになる唯一の処方箋
それは覚悟ですよ。
これを読んでいるあなたも、
そんな人かもしれませんが・・・
でも、これ以上過去にしばられ、
人生を無駄にしてはいけませんね。
どんな理由でも、自責の念と恨みを振り払って、
ありのままの自分をまっすぐ見つめ直したほうが
いいですね。人生一回だから。
学生時代や数年前に、よりよい世の中をつくろう
と闘ったときのように、努力に対するブライドを
取り戻しましょうよ。
本当に恥ずべきなのは、
就職がうまくいかないことや、
成功を収められないことではなく、
言い訳ばかり並べ立てて何もしないことですよ。
自分の理想どおりにいかなくても、
自分のふがいなさに耐えられないと思っても、
言い訳を取り払って本当の自分と向き合おうね。
傷のない人生なんてありません。
大人の思春期は、自分の平凡さを認めて、
その中で自分の人生を満たすことができたときに
はじめて終わりを迎えるんです。
その時に、やっと、本当の大人になれるんです。
「傷ついた経験は、すべて、宝よ」
って、やる気のスイッチなどで有名な著者、
山崎拓巳さんも、昨日おっしゃっていました。
心に、痛みが伴う経験をして削らないと、
心は、磨かれないんだと思います。
実際、素敵な人って、いっぱい、
傷ついてこられた過去がある。
かっこいい人の眼には自信が溢れ、
悲しいことや辛いことが
何もなかったように見えるけど…
何も言わないだけ。
それを見せないだけ。
最近、問題や困難が起きていない
というあなたは成長してないですよね?
やっぱり、楽しい時間と幸せな時間って
辛い時間や苦しい時間の後にしか来ない
と思うんです。
だから、ラクな方に流されやすい人や
逃げグセや先延ばし癖がある人は
(この人の人生は幸せじゃないんだろうな)
とボクは思っちゃいます。
山頂から観る景色も
ロープウェイで登った人と
自分の足で登ってきた人では
どちらの方が感動的か
言うまでもないですよね。
心を磨くには「削る」と「丁寧に扱う」
それがカギのような気がします。
今年残り14日!
よーし、今日も寝るまで努力するぜ!
よっしゃー(^O^)/
END










