先月末、4日間ある無人島に行きました。
電気、ガスがなく、水道は少しだけ。
行って、わかったことは、
前提が変わると思考が変わるということ。
どういうことか?
35度超えの猛暑日が続きましたが、
「暑い」「ダルい」「しんどい」「疲れた」
と、その辺の人がぶつぶつ言いそうなことを
言う人が誰もいませんでした。
だって、無人島だもん。
クーラーなんかないし、
冷蔵庫もないし、
屋根もないし(テントは張った)
繰り返すけど、電気・ガスがないんだもん。
暑くて当たり前。
虫がいて当たり前。
4日間、無人島に行くとわかっているから
日々、言ってそうな文句は出ないんです。
ご飯もすぐに食べれませんよ。
朝昼晩、毎回、火を起こす。
そのために薪(まき)集めからです。
汗だくになりながらね。
現代に生きる人は
病気にかかっていると思う。マジで。
当たり前病
金銭的、物質的な豊かさを求めて、
猛進してきた日々の中に
忘れていたことがあると思うんです。
お風呂に入りたいなと思えば
ボタン1つで湧かせられたり
ご飯が冷めていたら
ボタン1つで温められたり…
そうやって簡単に自分の思ったことが
実現できるということが学習されて
しまっている現代の人たちは
すぐにできないことは簡単に
諦めてしまう人ばかりです・・・
そして、文句や不満を言う・・・
自分の思ったことが
すぐにできるわけじゃないってことを
先人たちはよくわかっていました。
今よりも情報も機械もノウハウも
ありませんでしたからね。
与論島でお話をした村長さんも、
「昔は何でも自分で作ったんだよ」
と、おっしゃっていました。
当たり前病に感染している人、
多いと思いませんか?
病院では診てもらえるのが当たり前?
上司は部下のケツを拭くのが当たり前?
先生は何でも教えてくれて当たり前?
社長が責任取ってくれて当たり前?
親は何でもしてくれて当たり前?
料理は早く出てきて当たり前?
それ以外でも全てのことが当たり前だ
と思ってるからモンスターなんとかや、
クレーマー、被害者意識のある人が
生まれるんだと思います。
当たり前の基準値が
上がっているよね。悪い意味で。
必要以上の便利さや
効率性を求めるんじゃなくて
今ある幸せに目を向けていきたいですね!
END