【深刻】コロナウイルスより怖いこと

米ジョンズ・ホプキンス大学の統計によると、
世界の新型コロナウイルスの感染者数が、
11月15日時点で5366万1954人
となったことがわかりました。

また、1日の新規感染者数は50万人を
超えるなど、直近の2ヶ月間で倍増しており
増加のペースが加速している現状です。

やや落ち着いていた死亡者数も、
感染者数の急増に引きずられるように
増加傾向になっています。

国別の傾向を見ると、米国、インド、
ブラジルのトップ3は変わりませんが、
欧州でも再び感染拡大が起こっています。

その一方で、コロナウイルスより
深刻なことがあります。
今回はその事実と向き合っていきましょう。

女性の自殺者が急増

警察庁が公表した統計によると10月の
自殺者数が全国で計2153人となり、
昨年同月に比べて約4割増えています。

自殺者数は7月以降、4カ月連続で、
増えていて、特に女性の自殺者数の
大幅な増加が話題になっています。

女性は前年同月比で82.6％増えて
851人も増加しているそうです。

厚労省の集計ではコロナによる
解雇や雇い止めは7万人以上。

でも、8月の労働力調査を見れば、
パート、アルバイトは前年同月と
比較して74万人も減っています。

その多くを占めるのが女性で、
その数、63万人。

「失業率と自殺率は比例する」
というデータは否めません。

ちなみに
10月27日に政府が閣議決定した
「令和２年版自殺対策白書」では
15~39歳の各年代の死因は
自殺が最も多く、先進国では、
日本だけにみられる事態です。

これだけ自殺は増えているのに
政府は何の対策も掲げていません。

まさに明日は我が身です。

 

低所得の人ほど収入が減っている

「コロナ禍において所得が
少ない人ほど収入が減っている」
という残酷なデータがあります。

沖縄大教授の山野良一氏が
朝日新聞のデジタルのアンケートを
分析した結果によると、

■子育て中の年収400万円以下の
世帯では7割が減収。

■年収200万円以下の世帯に限ると
3割が収入が5割以上減

それに対して、

■年収600万円以上の世帯は
約6割が「変わらない」と回答。

■5割以上減収した人はわずか2.5％

 

これ、サラーっと、
見られているかもしれませんが
年収200万円以下の５割減って、
年収100万円以下ってことですからね。

主要都市に住んでいる人は
家賃も払えないってことですよね。

そうなってくると自殺だけではなく、
窃盗などの犯罪も増えてくると思います。

 

成功する鳥は群れをなして飛ぶ

仕事を失った人が7万人もいる一方で
既に日本でも100万人以上の
ギグワーカーが生まれています。

結局、情報弱者が取り残されていきます。

情報があれば、選択肢が増えるんです。
情報があれば、判断できるんです。

情報は必ず人が流していますし、
人から伝わってくるものです。

だから、人付き合いを
しっかりした方がいいんです。

僕の好きな言葉の１つに
こんな言葉があります。

「中才は縁に気付いて縁を生かさず、
大才は袖すり会うた縁をも生かす」

意味は・・・

世の中には縁があるのにもかかわらず
縁を生かせない人、
縁に気付かない人もいる一方で、
わずかな縁を生かせる人もいる。

経営者やスポーツ選手、タレントを見ても、
誰にも頼らず、支えられず、
大成していった人なんて誰もいません。

「成功者は群れをなして飛ぶ」
という言葉がありますが、
誰と一緒にいるか、
本当に大事だと思います。

 

この映画に大事なことが詰まっている

「今は貧しくても、今日よりも明日、
明日より明後日はもっと良くなる
という実感があれば、人は未来に対して
夢や希望を持つことが出来る」

高度経済成長期の日本を舞台に
家族の絆やお互いが助け合って
たくましく生きる姿を描く映画
「Always 三丁目の夕日」を観て
そう感じました。

家族の絆、地域のふれあい。

人情が人を美しくした時代
皆が頑張って生きていた時代
明日に希望を持ち生きた時代

そんな時代があったんですね！

高度経済成長時代を迎えようとしていた
時代を懸命に生きた人々の物語

人と人が支え合って生きている…

素敵だな～と思いました。

しかし、今、コロナ関連もあって
多くの人が夢や希望を抱くことが
出来ずに閉塞感が漂ってしまっています。

急激な経済環境の変化、
社会保障などの老後の生活への不安、
リストラなどによる雇用不安・・・・

自分の人生とは何か、
何のために働いているのかと悩みながら、
でも働き方や生き方を変えることが
出来ずにいる人も少なくないでしょう。

金銭的、物質的な豊かさを求めて、
猛進してきた日々の中に
忘れていたことがあると思うんです。

そのひとつが心の問題です。

確かに今の世の中、
状況は良くないのかもしれませんが
そんな状況の中でも、どんな心の状態で
日々過ごすのかって大事だと思うんです。

苦しい状況の中でもみんなが
前を向いているか(状態)ってことです。

厚生労働省の調査によると、
日本の障がい患者数は21世紀に入って
大幅な増加傾向にあります。

モノが豊かになり、
生活も豊かになっているのに
日本の障がい者の患者数が増えている、、、
そして、自殺者も、、、

僕らは、今、人としての生き方やあり方、
人とのかかわり方を、立ち止まって、
見つめ直す時にきていると思います。

必要以上の便利さや
効率性を求めるんじゃなくて
今ある幸せに目を向けていきたいですね！

必要以上の情報収集はやめよう

情報のシャワーをつねに浴びて過ごす
というのは、脳にストレスを、
与え続けているような状態です。

脳は情報という刺激が大好きなので、
自然とやってしまいがちなのですが、
実は休んでも疲れが取れないことの
根本的な原因はここにあると感じています。

だからこそ、強引にでも、
情報を遮断する必要があると思います。

田舎で1日くらいボーっとしてみてください。

それでだいぶ幸福度上がると思いますよ。