映画『ドリームプラン』を
先日、観てきました。
配給:ワーナー・ブラザース映画
▼公式ホームページ
“世界最強のテニスプレーヤー”とも称される
ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を
育てた、テニス未経験の父の実話を
映画化したものです。
米・ロサンゼルス郊外のコンプトンに住む
一家は裕福とはほど遠く、5人の娘たちは
ひとつの部屋で寝る生活をしていました。
そんな中で、父親のリチャードは、
ヴィーナスとセリーナが生まれる前から
優勝したテニスプレーヤーが4万ドルの
小切手を受け取る姿をテレビで見て、
「子どもを最高のテニスプレーヤーにする!」
と決意しました。
姉妹をゼロからワールドチャンピオンに
育て上げたのは、父リチャードで
テニスの経験がないっていうのだから
本当に驚きです。
独学でテニスの教育法を研究し、
78ページにもおよぶ成功への計画書
(ドリームプラン)を作成します。
計画書にまつわる実話に基づいた本作では
ギャングがはびこる米ロサンゼルス南部、
コンプトンの公営のテニスコートで、
途方もない困難に見舞われ、
周囲から批判を浴びながらも、
娘たちをテニスの王者にするという
夢を追いかけたリチャードの姿が
描き出されています。
ヴィーナスとセリーナは5人姉妹で
上の3姉妹、そして、母オラシーンの
功績でもあることが映画を観てわかります。
そして、映画の中で、父と母は、
夢をバカにしてくる人との関わりを
徹底的に排除していました。
やりたいと思うことがある時、
それを誰と分かち合うのかは、
本当に大切なことです。
誰もが、夢を追いかける中で、
投げ出したいときや弱気になるときが
あると思います。
その時に、
否定的なことやネガティブなこと、
「無理だよ」って言ってくる人と
いつも励ましてくれて、
「諦めるな!絶対できる!」
と言ってくれる人、
どちらの人が側にいてくれたほうがいいか
言うまでもありません。
結果、ウィリアムズ姉妹は、
女子プロテニス界のトップに
10年以上にわたり君臨しました。
グランドスラム(全豪オープン、
全仏オープン、ウィンブルドン、
全米オープンのテニス世界4大大会)で、
姉ビーナスは7回、妹セリーナは23回
(女性歴代2位)の優勝に輝いています。
またオリンピックでは2人合わせて
5つの金メダルを獲得しています。
この家族は、お互いに夢を守りあっていました。
ちなみに、、、余談ですが、
この映画に出演するにあたり、
ヴィーナスを演じるサナイヤ・シドニーと、
セリーナを演じるデミ・シングルトンは、
数カ月にわたってテニスの特訓を受けています。
「ヴィーナスやセリーナみたいなプレイが
できるようになるだけでもすごいのに、
サナイヤは左利き。
彼女は利き手じゃないほうで
それをやってみせたんですよ」と、
ウィル・スミスは共演者を絶賛しています。
ウィル・スミス自身も、最初は、
同じようにテニスの練習を試みましたが
「できるかぎり事実に忠実な演技をするため
リチャードを知るインストラクターを探し、
その人からレッスンを受けたそうです。
スミスの演技を、海外メディアは、
「ウィル・スミスはアカデミー賞受賞確実!」
(米ロサンゼルス・タイムズ)としています。
サナイヤさんも、素晴らしいプロ意識ですね。
そして、ウィル・スミスさんも、
努力の賜物としか言いようがありません。
リスペクトです・・・
アカデミー賞を受賞する人は
アカデミー賞を受賞するにふさわしい人。
アカデミー賞を受賞するに値する人ですね。
「自分なりに頑張った」
この言葉がもしかしたら、
自分の成長を遅くしているのかもしれません。
ウィリアムズ姉妹はあらゆる逆境を跳ね除け、
夢を掴みました。
スポーツでも、ビジネスでも、音楽でも、
一流の人たちは必ず試練を乗り越えて
「ストーリー」を持っていますね。
ウィル・スミスさんも、そこまでしていたら
「そりゃアカデミー賞を受賞するよね」
と、誰もが納得するでしょう。
悩みというのは人と比べることで
生まれるものかもしれませんが、
人と比べることで自分の現在地がわかり、
パワーに転換できたりもする、と、
僕は思っています。
頑張っているのレベルが違う。
頑張っているの次元が違う。
僕も、「頑張るの基準」を上げていきます!
END