
先日、知覧特攻平和会館(鹿児島県)に
行ってきました。
「死」について、深く考える機会となり、
どんな生き方をしたいのか、今まで以上に
自分と向き合うきっかけになりました。
そんな中で、館内を見学している時に
感じたことがありました。
なんで、こんなに字が綺麗なんだろう?
特攻隊は20歳前後の人ばかりたちです。
展示されている手紙を読むと、
本当にどれもキレイ・・・
ぼくは、ずっと思っていることがあって…
字の美しさは、その人の生き方に通ずる
って、思っています。
実際、文字って、人柄とか性格が本当に
よく表れていると思いませんか?
字が雑な人って、モノを雑に扱うし
言い訳したり、嘘つく人が多い。
正々堂々、生きるってことをしてきて
いない感じが表れているんですよね。
逆もしかりで、字がキレイな人は、
「気持ちを込めた経験」が多い人
なんだと思います。
展示されている手紙には
「明朝出撃します」と何枚かに
書いてありましたが、明朝ってことは
出撃する前日に書いたってことですよね。
特に「遺書」や「手紙」は、
相手への最後の思いや感謝を伝えるもの。
「乱れた字では失礼」
「心を込めるなら丁寧に書く」
という価値観が強かったんですかね。
死ぬ間際に、他人を想えることが
すごいなと思いますし、
特攻隊の人たちは死を覚悟して
一文字、一文字を噛み締めるように
書かれたのかなと思いました。
その「静かな決意」が、結果として
美しい筆跡になったんでしょうかね。
まさに、字に生き方が
表れていたように感じました。
ぼく、多分、だれかに、
手紙を書かなかった月って、
社会人になってから1回もないと思います。
1分で読める手紙は
1分じゃ書けないんだよね。
そして、
便せんを選ぶ。
下書きをする。
清書をする。
封筒を用意する。
住所を書く。
切手を貼る。
ポストに入れる。
手間がかかることを知っているから
手紙はもらうと嬉しいんだよね。
みなさんも手紙をだれかに
書いてみてくださいね。
自分の心も、整いますよ。
そして、手紙じゃなくても・・・
普段、メモすることや、
何か書くことがあれば、
いつもより丁寧に書くことを
意識してみましょうね。
人は見ていますよ、あなたの字。
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