先日、自宅に置いてある空気清浄機の
フィルターを交換したときに自分のSNSに
フィルター交換前と後の写真をアップすると
どの空気清浄機を選べばいいのかわからない
という声があったので、まとめてみました。
さまざまなメーカーから、多種多様な機能が
搭載した機種が販売されている空気清浄機。
コロナ禍で特に爆売れしたものであり、
空気清浄機は、もはや一家に一台は
当たり前という時代になってきました。
この記事では、空気清浄機の必要性と
選び方を解説しています。
目次
空気清浄機の必要性
まずは空気清浄機の必要性を知ることです。
次の動画はハウスダストが身体に及ぼす
危険性についてまとめられてあります。
ちなみに、神奈川県衛生研究所によると
布団にはこんなにもダニがいるみたいです。
そして、部屋の中には、
いろんな有害物質が潜んでいます。
だから、家の中は可能な
限り対策した方がいいですが
その中でも、お部屋時間の中で大半を過ごす
寝室は特に意識した方がいいでしょう。
そして、WHO(世界保健機関)が
発表したことに衝撃を受けました。
室内の空気が汚くて死んでいる人が
年間320万人。5歳未満の子供は
237,000人いるそうです。
当たり前ですが、体は食べたもの、
飲んだもの、吸ったものでできています。
1日に吸う空気の量は
ペットボトル(500ml)28,800本分
といわれています。
人が身体に取り入れる物質を重さで比較すると
食べ物は全体の7%、飲み物8%、空気83%
食品や水の約10倍も摂取しています。
空気は一番多く食べている食べ物
と言い換えることができますね。
寝室は野球部の部室の
下駄箱くらい汚いといわれています(笑)
ここ数年で喘息が6割
増えているのはこれが原因ですね・・・
外の空気の汚染度が1とするなら
部屋の中は10、車の中は15だそうです。
つまり、感染やアレルギーは外ではなく、
部屋の中で起こっているってことです。
ハウスダストもPM2.5ですからね。
外を気にするなら家の中を気にしましょう。
空気清浄機の必要性(睡眠について)
大前提、キレイな空気は身体を
回復を早めてくれます。
山でキャンプしたときはスッキリ起きれて
バスや車で寝たときは逆に疲れますよね。
そして、日本人の約半数が6時間も
眠れていないそうです。
睡眠は「貯める」ことができません。
この睡眠負債を抱える「睡眠不足症候群」の人が
日本は世界一多いといわれています。
睡眠負債が続くと、さまざまな不調が出ます。
【身体的な不調】
・疲労感や倦怠感
・代謝や免疫力の低下
・ホルモン分泌への影響
・自律神経機能の不調
・肥満
・生活習慣病の悪化
【精神的な不調】
・認知力や判断力の低下
・不安定な感情
・意欲や記憶力減退
・アルツハイマー、うつ病
・体内時計のリズムを乱す
睡眠にはいろんな役割がある
ホルモンバランスを整える
成長ホルモンが十分に出ないと
これらの症状が出たりします。
- コレステロールの増加
- 骨が弱くなり、筋肉量減少
- 体力の低下
- 肌荒れ
- 体脂肪が増える
記憶を整理して定着させる
睡眠にはサイクルがあり夢を見る「レム睡眠」と
大脳を休める「ノンレム睡眠」が一定の周期で
変動し、朝の覚醒に向けて準備を整えます。
レム睡眠が記憶した情報の紐づけ、整理
ノンレム睡眠が記憶のリセット、記憶の定着
免疫力を上げて抵抗力を高める
睡眠不足だと免疫のパワーが低下し、
体調を崩したり、病気にかかりやすくなります。
脳を休ませて、身体をメンテナンス
寝ても、寝ても疲れが取れないときは
身体ではなく、脳が疲れている証拠です。
脳の老廃物を除去する
科学学術誌『Science Advances』で
「睡眠と脳の清掃機能」の関連性について
ゆっくりと一定した脳活動(デルタ波)と
心肺活動が、脳の老廃物排出プロセスに
最も効率がよいことが
実験により明らかにされています。
空気清浄機の選び方
たとえば「Airdog」は世界最高レベルの
空気清浄機と謳(うた)っています。
でも、世界最高レベルってことは
世界最高ではないってことですよね。
開発側は他に優れたメーカーがあることを
知っているから、そういうニュアンスを
使うんだと思います。
どれだけ細かい粒子を除去できるか
つまり、どれだけ多くの物質を除去できるかです。
それを確認するにはフィルターで除去できる
粒子サイズを確認してください。
ちまたでは、HEPAがいいとされていますが
HEPAフィルターの定義は
除去できる粒子サイズが0,3㎛のものです。
でも、最小ウイルスは0,02㎛です。
インフルエンザウイルスは0,098㎛なので
ふつうのHEPAフィルターでは
インフルエンザの除去できません。
※㎛(マイクロメーター)
小さいウイルスを除去できるものほど、
除去物質が多いということですね。
風量表記ではなく、CADR
CADR(Clean Air Delivery Rate)といって
1分間にきれいな空気をどれだけ送り出せるかを
表す数値を確認することです。
風量表記ではなく、CADRです。
風量って、扇風機じゃあるまいし・・・
風の量ではなく、キレイな空気かどうかです。
第三者機関を認証しているか
「プラズマクラスターでウイルスを除菌」
「消臭効果を高めるストリーマ採用」
「花粉やハウスダストに強いナノイー機能搭載」
とか、各社、良さげなことを色々言いますが、
そんなイメージ戦略に惑わされず、
上記を参考に何がどれだけ除去できるかです。
それを公表していないものは信用できません。
「加湿器も搭載」とかになれば、そもそも、
空気清浄機の論点からズレていますからね。
そして、自社が自製品のことを良く
アピールするのは当たり前ですが、
第三者機関がその性能を認めているか、です。
最後に・・・
先日、SNSで「空気清浄機、買うか迷っている」
というコメントが数件ありましたが
病気や死ぬかもしれないリスクや不安を
解消できるなら悩む方がおかしいですよね。
ちなみに、冒頭にも載せましたが
これは実際にぼくの自宅で交換した
空気清浄機のフィルターの写真です。
目に見えないだけで空気って、こんなに黒いんだ
と思った瞬間でした。
空気清浄機を置いていなかったら、これらは、
自分の肺が吸い込んでいるわけですからね。
美味しいもの食べたり服を買ったり、
旅行したり、勉強代、趣味など…
睡眠以外の2/3には誰もがお金をかけるのに
1日の1/3も占める睡眠には
お金をかけない人が実に多いものです。
睡眠の質が上がったり疲れが取れるなら
安いお買い物だと思うんですけどね。
身体が元気じゃなかったら遊ぶことも
働くこともできないし、
人に優しくすることもできません。
今回の記事が参考になれば幸いです。
END