「考えている」つもりかもしれないけど
それは単に「悩んでいるだけ」という人が
意外にたくさんいます。
学校教育では、一般的に「何?」「どこ?」
「誰?」「いつ?」「どれ?」が問われます。
これは知識の確認のための質問です。
これって、反射で答えていたり
記憶から出しているだけだから
「考えている」とは言いません。
考える頭脳にしていくためには、
次の問いかけが必要になります。
「なぜ?」
例えば、「どこに住んでいるの?」
と問われると答えられますね。
でも、これは「知識」ですよね。
次に、こう質問をされたらどうですか?
「なぜ、その家に住もうと思ったの?」
こう問われたら「なんでやろ?」と“考えます”
まさに、これが「考えている」状態です。
社会人になりたてで就職したばかりの頃は
「なんで、こうしないのかな?」って、
疑問に思ったことがあるはずです。
でも、それを上司に聞いても、
「知らん」とか「昔からだからね~」とか
「そういうルールだから」と、ちゃんとした
理由を答えてもらえませんでしたよね。
そんな人たちに囲まれて1日の1/3以上を過ごすと
自分も思考停止人間になってしまいます。
〝考える〟ってことを放棄した人は
他人に雇われて管理されて
働く場所、内容、給料、時間も全部、
決められてしまいます。
一般社員は「わからない」って言えば
だれかが教えてくれますが、
社長が「わからない」と言えば倒産ですよ。
お勤めでもいいですが、
お勤め感覚はダメです。
悩むとは、
感情的に凹んでいて、行動しないこと。
考えるとは、
次の対策を立てて、行動に移すこと。
「考える」って難しくないけど
やったことない人が多いんです。
学校でも時間割を決められてきたし、
部活でも練習メニューを決められてきたし
会社に居たら決めてもらえるし
彼氏/彼女と居ても決めてもらえるし
友達と居ても決めてもらえるじゃないですか。
自分で決めてきた経験が圧倒的に
少ない人が多いんです。
考えてください。
考えてわからなかったら
もっと考えてください。
もっと考えてわからなかったら
もっともっと考えてください。
頭から煙が出るくらい
考えてください。
「なぜ」を語れる人がリーダーですよ。
人を説得する人ではなく
納得してもらうことができる人です。
END