みなさんは「アンガーマネジメント」
という言葉をご存知でしょうか?
1970年代にアメリカで生まれた
とされている怒りの感情と上手に
付き合うための心理教育、
心理トレーニングです。
日本アンガーマネジメント協会によると
怒らないことを目的とするのではなく、
怒る必要のあることは上手に怒れ、
怒る必要のないことは怒らなくて
済むようになることを目標としています。
そんな中、アメリカでアンガーマネジメントを
受けるときに最初に習う言葉があるそうです。
それは「RUN」です。
直訳すれば「走れ」ですが、
ここでは「逃げろ」の意味です。
「その場にいて何かトラブルになりそうなら
一目散にその場から立ち去りなさい。
それが怒りのトラブルを避ける最善だから」
という理由だそうです。
その場からまずは離れること、
相手が見えなくなる場所へ
移動することが推奨されています。
文化が違えば、逃げることは
決して恥ずかしいことではありません。
逃げて怒られるのは人間ぐらいです。
ほかの生き物たちは本能で逃げないと
生きていけないのにどうして人は
逃げてはいけないのでしょう?
あと、人だけでなく「コト」からも
逃げることが大事だと思います。
「好きなことで生きていく」より
「嫌いなことで生きていかない」が
めちゃくちゃです。
「不幸」という字を分解すると
「不」と「幸」になります。
「不」要なものを排除していけば
「幸」せになっていけるんです。
心が傷つく出来事よりも
心が少しずつ削られていることに
気がつけない出来事のほうが
だいぶダメージが大きいと思います。
たとえば、満員電車や長時間労働、
サービス残業などですね。
自分を騙し、心をすり減らしながら
働くことに慣れたら絶対ダメですよ。
僕の場合、お勤めの頃は、
仕事は別に嫌ではなかったし、
長時間労働でもよかったんですが
好きなことに時間を使えなかったことが
辛かったです。
家族や友達、恋人を犠牲にした
ブラックな働き方をやめました。
そして、
得意先とかクライアントだからといって
ヘコヘコするも嫌だったし、
礼儀やマナーがなってない人と
関わりたくなかったです。
そうやって、「やめた」こと
「逃げた」ことによって、
幸福度が爆上がりしました。
違いを受け入れ、人間関係を良くするために
アンガーマネジメントを学ぶことはもちろん、
心が削られていることに気付き、
それを勇気を持ってやめていきましょう。
アンガーマネジメントの基本は逃げろ
END