
先日、ある経営者とお話をしていたんですが、
経営者あるあるのお悩みをお持ちでした。
それは「指示待ち人間がいて困る」
ってことでした。
この人は、ちょっとこの悩みから抜けるのに
時間がかかるだろうな~と思いました。
ただ、こういう経営者って、実際に多くて、
東京商工会議所の調査データによると、
右腕となる幹部が実際にいる
経営者は、わずか25%。
つまり、
100人の経営者のうち、75人もの人が
右腕幹部を求めているにも関わらず、、
未だに“1人で”頑張ってしまっている
ってことです。
ちなみに、
右腕を求める中小企業の経営者のうち
約60%の方々が今の状況を
なんと答えたか・・・?
『右腕幹部を育成中』だそうです。
実は、多くの経営者は、
『右腕候補が“いない”』ことではなく、
『右腕候補が期待通り“育ってくれない”』
ことに悩んでいるんですよね。
ただでさえ、忙しくて目が回りそうなのに
育成に力を入れても、
幹部が全く育ってくれなければ、
むしろ経営者の疲弊はどんどん
加速していってしまうでしょう。
右腕幹部を思うように育成できない
最大の理由は経営者が、
『“必要な”右腕ではなく、
“優秀な”右腕を育てようとしている』
という事実にあります。
売上を追求しようと、ついつい
賢い優秀な右腕を理想に求めてしまいがち。
でも、その幹部は中小企業の経営者が
本来、求めているような
【必要な】幹部ではないため、
結局、経営者の仕事が変わらないんです。
多くの中小企業の経営者が
本来、求めるべきなのは、
【優秀な】右腕ではなく、
【必要な】右腕です。
でも、これを正確にわかっている
経営者は驚くほど少ないように感じます。
普段、いろんな人と会っていると、
「自分と同じような人が会社に居てほしい」
という経営者が本当に多いですが…・
自分と同じような人ってことは
社長タイプだから、
自分と同じような人は、もう、
とっくに、起業しているんですよね。
「指示待ち人間がいて困る」って嘆くけど、
指示がないと動けないから従業員なんですよ。
「仕事ができる人がいない」
と嘆く経営者がいるけど、
仕事に人を合わせるのは難しいですよ。
だから、採用ミスも起こっているんです。
その人の形で仕事を作るのが
経営者の役目なんですよね。
仕事を先に用意して、その仕事に、
その人を合わせるのは難しい。
その人の形で仕事を作るはできる。
「育てる」より「活かす」
その感覚がわからないと
経営者は一生忙しいし、ずっと、
ストレスだと思います。
END
 
											 
											 
											 
											 
											









