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【映画感想】ホイットニー・ヒューストン

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映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』予告1 12月23日(金)全国の映画館にて公開 ...

80~90年代に大ヒット曲を連発した
歌姫ホイットニー・ヒューストンの
伝記映画『ホイットニー・ヒューストン
I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』を
観てきました。

『ボヘミアン・ラプソディ』の脚本家が
本作の脚本を手掛けているみたいです。

スターとなるに連れ高まる周囲の期待。
それに応えるため感じる焦燥。苛立ち。
世間からの圧力。巨大過ぎた影響力。

挑戦し続けたホイットニーの歌手人生が
描かれていました。

歌手活動だけでなくホイットニーの
境遇も描かれていて、
色々、感じることもありました。

そんな中、僕が一番感じたのは、
「怖さ」でした。

天性の歌声で世界を魅了し、史上最も、
売れた女性ソロアーティストとして活躍し、
現在もその記録は破られていないようです。

が、薬物を使用し、ビバリーヒルトン・ホテルの
客室の浴槽の中で倒れていたところを発見され、
48歳のときに死去しています。

 

歌手としては成功したものの、
家族との関係、恋人関係、友達関係が
豊かではなく、それに悩んでいました。

目に見える大きなものを手に入れると同時に、
目に見えない愛を失ってしまったのだなあと、
大成功にある孤独感がむなしかったです。

若くして、トントン拍子に成功してしまうと
ストレス耐性もできていないし、
挫折から立ち直る力もないから、
それが「怖い」なと思いました。

だから、実力も人格もない人が
お金持ちになったり、スポーツやビジネスで
成功を収めるのも、怖く感じます。

叱ってくれる人や、支えてくれる人がいれば
いいんですが、誰もが、その立場だったら、
調子に乗ってしまうと思うので、
成功と引き換えに大事な何かを失う気がします。

 

極端かもしれないけど、
可愛すぎる女性もかえって不幸?な
気がします。

だって、女子力を磨かなくても
周りがチヤホヤしてくれてモテモテだし、
男性を射止める努力もそんなにしなくても
付き合えてしまえるし、
就職も、少しは有利でしょう。

若いうちは。

ご飯も奢ってもらえることも
多いんじゃないですかね。

若いうちは。

でも、稼ぐ力をつけようとしないだろうし、
「美」が衰えてきたときに
果たして周りに誰かいますかね?

僕は、バカで不器用でよかったです。
本当に。

野球も、センスがなくてよかった。
それと引き換えに努力するという習慣を
身に付けることができましたから。

やっぱり、大学でも部員が200人ほど
居ましたが「センスあるな~」って、
思う人ほど、練習していなかったから
それも、逆に、長い目で見たときに
僕は怖いと思ってしまいます。

たくさん苦労して、
たくさん失敗した人は
人の痛みがわかるようになります。

でも、その経験をせずに、
成功してしまった人はどうなんでしょう。

失敗や挫折、苦労が少ない人って、
どうやったら傷つくかわからないから
簡単に人のことも傷つけているんですよね。

僕は人が涙しているときに、
一緒に泣ける男でありたいです。

偉大な人は成功を収めた人ではありません。
思いやりがある人。
ぼくはそう思っています。

そして、不特定多数からチヤホヤ
されることが幸せではありません。

1000人の知り合いより、
100人の友達より
一生付き合える1人の親友です。

本音で話せて心から笑い合える人が
1人でもいたら幸せ。

僕はそう思います。

END



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