みなさんは自分に自信があって
自己肯定感が高いですか?
自分に自信がある人と
自分に自信がない人
自己肯定感が高い人と
自己肯定感が低い人
世の中には圧倒的に後者が多くて
ぼくは社会人になってからそれが
あまりにもビックリで不思議でした。
だから、ぼくはだれかと話していると
「なんで、そんなに自信満々なの?」
とか「なんで、そんな堂々としてるの?」
とよく聞かれるんですが・・・
その時に多くの人は、
親や先生、周りの大人に、
すごく褒められて育ったんじゃないか?
と思われているんです。
でも、ハッキリ言いますね。
ぼく…あんまり
褒められたことないですよ(笑)
マジでない、本当にない(笑)
むしろ、ずっと野球部でキャプテンで
人よりも怒られてきたと思います。
今、このブログを書きながら、
自分の人生を振り返っていますが
マジで全然ないかも(笑)
だから、「自信があるかどうか」
「自己肯定感が高いか」に
人から褒められた経験は関係ないことを
ぼくが証明しています(笑)
でも、それがよかったのかも。
心理学の高額セミナーを受けたり
心理学の本を読み漁って、
わかったんですけど、褒めることって、
あんまり良くないんですよね。
この辺は、ちょっと難しいので、
またラジオで解説しますね。
心理学者のアドラーはほめることについて、
次のように言います。
支持され、ほめられている間は、
前に進むことができた。しかし、
自分で努力する時がやってくると、
勇気は衰え、退却する」
そして、大ベストセラーになった
「嫌われる勇気」の著者であり、
アドラー心理学の第一人者の
岸見一郎氏はご自身の著書
『「普通」につけるくすり』の中でも
こう言っています。
アドラーは時にほめることが望ましい
と読めるような書き方をすることが
あるのですが、ここではほめることの
弊害についてはっきりと書いています。子どもは「支持され、ほめられている間」は
前に進むが、「自分で努力する時」になると、
勇気を失い、退却することがあるのです。他のきょうだいとの競争に勝ち、親に、
注目されるために特別でなければならない
と思いながら育った子ども(特に長女長男)は
やがて他の人に認められるために勉強し、
仕事をするようになります。ほめて伸ばすという人もいますが、
上司が部下をほめる場合も、
同様の問題が生じます。ほめられたら意欲的に働くけれども、
ほめられないときには、
意欲的に仕事をしなくなるのです。
「上司から文句を言われたから、
やる気を失った」
「上司から褒められたから
今日はやる気が出た」
これって、つまり、
「モチベーションの他者依存」ですよね。
他の人に自分のやる気が
左右されてしまっていますから。
文句を言われようが、言われまいが、
褒められようが、けなされようが、
やることに変わりはありません。
「褒められたからやる」
「文句言われたからやる」
子どもの頃はそれでもいいでしょう。
しかし、大人になるにつれて、
「目的」や「志」というものが
明確になってきます。
例えば、結婚するために
「一生幸せにする」とプロポーズし、
神に「病める時も健やかなるときも」
と誓ったのに「怒られたから嫌
マズいですよね・・・
「音楽で世界を明るくする!」
って目的があるのに、
「評判が悪いからやめる」とか、
「やる気でない」では話になりません。
そもそも他人に言われて傷つくのは、
多少なりとも心当たりがあるから。
だとしたら、そんなの気にしないくらい
行動していれば、自分自身は何とも思わない。
誰かに「もっと努力しろ!」って言われても、
自分で胸張って誰にも負けないくらい
努力している人はきっとそんな言葉は
気にも留めないでしょう。
ちょっと怠けていることに
心当たりがある人が「やる気なくすわ~
って言っているんですよね。
誰かに褒められるために
生まれてきたんですか?
他人に理解を求めるで
自分らしい生き方じゃないですよ。
多くの人は他人に認められることで
自信が付くと勘違いしているから
人に認めてもらおうとしています。
でも、順番が逆!!
自分が自分のことを認めるから
他人も認めてくれるようになるんだよ
自らを信じるから「自信」です。
自分が自分を信じるだけ。
ということは・・・
他人の許可は必要ありません。
人に認められることを目指すと
周りの人の価値観に振り回されるよ。
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褒めることが自立心を奪う
『人生の意味の心理学』
『嫌われる勇気』
『「普通」につけるくすり』
END