SNSで「とにかく泣ける」と話題になり、
累計発行部数90万部を突破した
汐見夏衛によるベストセラー小説
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」
現代の女子高生・百合が、
1945年の日本にタイムスリップし、
そこで出会った彰にどんどん惹かれるが、
彼は特攻隊員だったーという、
この世代を問わず泣ける原作が
映画化されていたので観てきました。
ぼく、戦争や特攻隊もの、
マジでダメなんですよね・・・
半分くらい泣いていたと思います(笑)
「ラーゲリより愛を込めて」のときも
そうだけど、亡くなった人の手紙とか
マジで弱いんですよね・・・
今年(2023年)の8月15日は
日本が終戦を迎えてから丸78年。
かつての悲惨な戦争の記憶は薄れ、
いま、日本は新しい困難な時代を
迎えようとしています。
どう生きていくのか?
ここと向き合うタイミングです。
この時代に、未だ、世界で、
戦争が起こっていることは
残念でならないけど、日本においても、
家庭や学校、職場で「心の戦争」は
たくさん起こっていますね。
戦争で死ぬ人もだけど、心の戦争で、
死者がたくさんいることを忘れては
いけませんね。
金銭的、物質的な豊かさもいいけど
心の豊かさも大切にしたいものです。
ストーリー自体は、
切ない真実に涙が止まりません。
展開がわかっているからこそ2人の
距離が近づけば近づくほど辛かったです。
「戦争のない平和な世界で
あなたに会いたかった」と言うシーン
自分の生きてる幸せな世界は当たり前じゃない、
この平和な日本が訪れたのはきっと昔の人が
辛い過去を乗り越えたからなんですね。
約80年前の人たちを指して
「昔の人がいたから、今がある」
って、ボクたちは言えるけど、
未来の人たちは、今のボクたちを指して
「あの頃の人たちがいたから今の日本がある」
と言ってくれるかな?
きっと、言ってくれないだろうな・・・
特攻隊は死ぬとわかっていながら
突撃したんですよね・・・
現代に生きる人たちは、
その感覚がマジでちんぷんかんぷん
だと思います。
自分のことしか考えていない人ばかりだから。
SNSで「感動!」とか言っている人も
恋愛的に感動したという意味合いで、
「人としての誇りと信念をもって
使命をまっとうする生き様」に感動した
という意味で言っている人は
少ないと思います。
こういう涙は多くの人が流した方が
いいと思いましたね、よかったです。
END