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命より大切なこと

今日、知覧特攻平和会館(鹿児島県)に
行ってきました。

日本人なら、死ぬまでに
ぜひ1度は訪ねてほしい場所です。

100冊の本より、たった一度の知覧

 

その一度で、人生観が変わるかもしれません。

館内、泣いている人がたくさん居ました。

 

「なんかやる気が出ない」
「何のために生きているのかわからない」
「他人と比べる癖がある」など・・・

毎日、漠然とした不安に包まれ、
特に燃えることなどなく時間が過ぎて行く。

もし、今、あなたがこんな風に毎日を
過ごされているとしたら、
手厳しい言い方ですが、そのつまらない
毎日の延長線に人生の終わりがあります。

でも、本当は・・・

自分が何のために生まれて来たのか
という明確な人生の「使命」を持ち、
情熱とやりがいと生きる喜びを持って
命を全うしたいなら・・・

大切な人を最高に幸せにして、
幸せで満たされた人生を送りたいのなら
一度、知覧へ行くといいかもしれません。

80年前、自分の愛する人を守るため、
この国の未来を守るために
飛行機に爆弾を積んで
敵に突っ込んで行った若者たちがいます。

決死の作戦に命を投じた「特別攻撃隊」

そんな人たちがいたことをご存知ですか?
どれくらい知っていますか?

 

 

1945年3月10日未明、アメリカ軍の
爆撃機による無差別絨毯爆撃によって、
一晩で10万人以上の一般市民が亡くなりました。

ドキュメンタリー映画
ペーパーシティー東京大空襲の記憶ー」や
「THE FOG OF WAR/マクナマラ元米国防長官の告白」
を観ると大変な衝撃を受けます。

また『俺は、君のためにこそ死にに行く』
という映画を見ても号泣します。

 

ぼくは、今回の旅行に合わせて
視聴覚資料をたくさん見て
これまでに何回も泣いたので(笑)

今日、現地では泣きませんでしたが
やっぱりグッとくるものはありました。

 

特攻隊がかわいそうだからじゃありません。

特攻隊の皆さんが守ってくれなかったら、
今の日本の国土は無かったかもしれない。

ぼくたちの祖父母や両親は
この世に居なかったかもしれない。
自分も生まれなかったかもしれない。

初めて自分の命が、誰かから受け継がれた
バトンだということが腑に落ちたからでした。

もしも、彼らが天国からぼくたちを
見守ってくださっているとしたら・・・

まぁまぁ適当にやればいいや。
そこそこに生きられればそれでいいや。

そんな風に生きている人たちを
どう思うんでしょうか・・・?

ぼくたちの未来に命を懸けてくださった
彼らに、とても顔向けができない!

ぼくは、まるで人が変わったように
心が入れ替わったと思えるほどです。

もし、まだ、知覧を訪れていない方が
おられるなら、ぜひ行ってみてください。

残りの人生の生き方が変わるほどの
衝撃を受けるかもしれません。

先人の生き方に触れることで、
自分のこれからの生き方をとことん考える
素晴らしい機会になると思います。

先人は、自分の命を捨ててまで、
国の行く末を考えておられました。

これがアメリカ兵には理解できない、
日本人の怖さだったんでしょうね。

だから、占領して、日本人の軸となる
精神性をあらゆる手で破壊しました。

「氣」という文字を「気」に変え、
教科書から「志」という文字を無くしました。

それがうまくいきすぎた姿が、
今の日本ではないでしょうか。

「戦後、日本に男はいなかった」
と後世の日本人に言われないように、
行動していかないと!ですね。

 

 

今年、2025年8月15日で
日本が終戦を迎えてから丸80年。

かつての悲惨な戦争の記憶は薄れ、
いま、日本は困難な時代を迎えています。

質問します・・・

 

「いま、あなたは幸せですか?」

 

「あなたの大切な人は笑っていますか?」

 

「その人を笑顔にするために、
あなたは命をどう使いますか?」

 

 

歴史を知るということは
単に、事件や出来事を覚える
ということではありません。

その時、その時代に生きていた日本人、
ボクたちの先祖の想いをしっかりと
受け止めることなんだと思います。

そして、それを次の世代に語り継ぐ。
それが役割だと思うし、1番やりたいこと。

 

想像してみてください。
自らが操縦する飛行機に爆弾を積み、
敵の艦隊に必死に突入していく姿を。

「必死」とは文字通り、
必ず死ぬことを意味しています。

人間にとって確かなことは
必ず死ぬことです。

だからこそ、いまを生きている
素晴らしさを愛おしいと感じ、
輝くような生への憧憬(しょうけい)が
湧き上がってくるのではないでしょうか。

人は生命をなにかに代えて、
生きているんだと思いました。

一刻一刻、ボクたちの生命は減りますが
同時、いまを生きているという証が
刻まれてもいます。

大切に生きるとは、そのことを心に留めて
生きるということなんでしょうね。

自分の生命があきらかに有限なものと知り、
自覚したときに人は必ず自分の生の意味、
あるいは、死の意味を求めようとするものです。

そして、これまでの人生で自分の生命を
かけがえのない何かに代えることができたか、
その実感を求めるのではないでしょうか。

鹿児島にある知覧特攻平和会館を訪ね、
圧倒的な数の「死への覚悟」に触れたとき、
そのことを、言葉ではなく、心で、
理解することができた気がします。

気高さ(けだかさ)とは
自らの命よりも大切な何かを
自覚している人に宿る輝き
ってことを、神風特攻隊から
教えてもらったような気がします。

 

「自分はどう生きるのか?」を問いかけること。

人生に行き詰まったら、
また、知覧に足を運び、
自分を整え続けていこうと思います。

 

 

実際に、ぼくたちより過酷な時代に生まれ、
20歳そこそこで命を散らさざるを
得なかった若者たちの手紙を読みました。

自分のことではなく、自分以外の他人に対する
愛や思いやりに溢れていました。

 

衝撃でした・・・

だって、出撃直前に遺書なんて書けますか?

 

「もし自分が明日、明後日までの命と
決まったとして、この人たちのように、
残された人の心配をする余裕があるだろうか?」

と自問自答してみましたが、瞬間的に、
「YES」とは言えませんでした。

 

あと、もう一つ、忘れられないのは
遺書の前に飾られている特攻隊員さんの
顔写真です。

隊員さんの目が忘れられません。

 

本当に、志・使命感・責任感・愛・覚悟が
ある人の目って、こんなに澄んでいるのかな…

そんなことを感じました。

でも、先日、「男」と「漢」を書きましたが、
「漢」には、隊員さんの目に近いものを感じます。

幾多の悲しみやつらさをぐっと堪えて
乗り越えてきた人の目って、澄んでいます。

館内でも、遺書を見て、泣いている人が
一番多かったです。

ぼくも、これまでに見た
視聴覚資料では手紙に関するもので
一番泣きましたね。

それは「感謝」や「感動」と言えるほど
崇高な境地からあふれ出た涙ではなく、
オレ…ちゃんと人のこと守れているのかな?
人のこと、ちゃんと笑顔にできているのかな?

(全然やな。。。)

そう思えて、自分自身に対する
情けなさから出た涙でした。

いくら時代が違うとはいえ、己を捨て、
大切な人を守ろうとした男たちと、
かたや自分のプライドにこだわって、
小さな枠の中で自分を守ろうとしている男。

勝負になるはずがありません。

同じ男としての覚悟のあまりの差に、
情けなさの次は、腹立たしさが
湧き上がってきました。

 

みなさんは、どうですか?
どう思いますか?

 

あなたの大切な人は笑っていますか?
今、日本はいい国だと思いますか?

ぼくは男として、こういう風に生きたよ。
ところで、あなたはどう生きる?

そう、問われているように思えてなりません。

 

 

最後に・・・神風特攻隊は
自分の大切な人を思って逝(い)きました。

 

そして、生かされた人たちも
だれかの想いに支えられて生き抜きました。

パンフレットを読んで知りましたが、
ホタル館の2階に展示されている
トメさんの手書きの紙に書かれてある
言葉を紹介します。

命より大切なことがある。
それは徳を貫くことである。

徳を貫く・・・

自分の信じる生き方や善い心を
どんな状況でも守り通すってことなのかな。

 

ぼくは、みんなから見たら
晴れた顔の人も、ぼくにしか、
見つけてあげられない曇った心を
必ず見つけてやれる男でありたい!!

ぼくは、人が相談してきたときに
その人が、背負いこんでいる
心の荷物をおろしてあげたいし、
その人の人生に雨が降っていたら
自分の傘をそっと差し出せる人でありたいです。

それがぼくの理想の自分です。

 

 

誰かから借りた答えでは無い、
一生折れないモチベーションが
また1つ見つかったような気がします。

END

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